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《宴の後》6
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何度も何度も舌で転がしては押し潰すを繰り返すと紅く色づいてきた友希の乳首。
もじもじと身体を揺らす友希をいっそう強く抱き寄せて、おっぱいに吸い付いた。
僕を見下ろす友希の瞳は何かを訴える様に潤んできている。
「んー、チュ。どうして欲しいか言わんとわからへんよ?」
「んー…、やっ」
ちゃぷちゃぷ揺れながら、お湯のせいで軽くなってる友希の身体を優しく撫でながら、首に手を伸ばして屈ませて、その唇にゆっくり吸い付いた。
ちゅ、ちゅぱ、ちゅ
風呂場に響くキスの音を頬っぺた赤くしながら一緒に聴く。
あまりに可愛くてつい、意地悪して聞いてもうた。
今考えるとなかなか最低レベルのアホなことを。
「友希、社長のこと好きなん?」
友希が突然何?ってキョトンとした。
「なんで?」
「やって、さっきから上坂さん上坂さんって」
キスしながら、舌を絡めながら聞くと一瞬目を見開いて離れようとしたから、腰をぐいと引き寄せた。
僕と友希の間にある僅かな隙間が無くなって、更に密着度が増す。
「それとも、高橋先輩?」
「そんなわけないやろっ」
「でも今日ずっと二人の話ばっかりやったやん?」
「なんそれ…」
慌てる友希が可愛くてつい、悪ノリしてもうたんよね、僕。
今思うとホンマになに考えてんのや自分っ!ってぶん殴ってやりたいけど、慌てたように僕を見下ろして『違う』って言うてくれる友希に、変な満足感と優越感を感じて、もっと困った顔を見たいって思ってしもたんや。
あー、最低、僕。
「僕より、2人といちゃいちゃしたい?お風呂入りたい?」
「そんなわけないやろっ!悟としかお風呂入りたいなんて思わんし!」
「ホンマに?でも今日やって僕が無理矢理入ったんやし」
「……」
「ゆーき?」
あれ?黙ってもうた。
「…なんでそんなこと言うん」
「え?友希、なんて?」
「ふぇっ…、ひっく、ひっく、」
「あ?え?友希?!」
「なんでそんな、ひっく、いじわる…言うんよぉ…ふぇっ、」
「あっ、あっ、ごめっ!ごめん友希っ」
「ひっく、ひっく、バカ悟…」
僕を跨いだまま、突然友希が泣き出した。
口元に右手を当てて、左手で目元を隠すように、泣くのを我慢してもガマン出来んって感じで、嗚咽を漏らす。
あわわわっ!あかん!やり過ぎた!!
自分のことで、慌てる友希が可愛くてついホンマにやり過ぎた!
まさか友希が泣き出すなんてこれっぽっちも思ってへんかった僕は慌てて友希を抱き寄せた。
「ごめん!ごめん友希っ泣かんで!」
「ひっく、ひっく、そんなんや、無いのにぃ」
「ゴメンなさい!冗談やし!そんなん全然思ってへんよ!」
「ふぇぇぇん」
友希の頬を本物の涙が伝う。
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