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ねえ、友希??
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相変わらずの僕は、朝起きてご飯を食べに友希の家に行く。
ホカホカの白ご飯と納豆と鯵の開きなんて、日本の食卓を余すことなく再現してくれる友希に感謝して、箸を持つ。
「ちょっとちょっと、中村、ご飯粒ついてんで」
「え、嘘」
「ほんまやって。もー、マンガやないんやからね」
あはと笑ってご飯粒を取ってくれた。
あれ?なんか、これって…
「めちゃくちゃ恋人っぽい」
「え?なん?」
あまりの小さな呟きに、友希は聞き取れなかったようで、いつものように首を傾げて僕に聞いてきた。
あかん、1人バカップルや。
そう、あの衝撃的な告白の日から、友希は何も変わっていない。
寧ろ、ホンマに僕のこと好きって言ってくれたんかすら怪しいくらい普通。
でもこうして毎日僕の相手をしてくれて、ご飯も作ってくれるんやから、少なくともあの告白は夢やなかったと思いたい。
やって、僕はあれからますます友希のことが大好きになっていってるんやもん。
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