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ま
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って思ったのに、友希のやらかい温かい唇が触れてきたのは…、いつものおでこやった。
「!?」
「ん?また、変な顔して、どうしたん?」
「…、だいじょぶ。行って来ます」
はあ、そうやよね。そんな急に変わったりせえへんよね。いつでも僕が暴走すんねんな、きっと。
よかった、今日の仕事は写真撮るだけやった。こんなブルーな気持ちでインタビューとかあったら何言うかわかったもんやない。こんな荒んだ気持ちで。
「ちゃんと頑張ってくるんよ?」
「?!うん」
今、見上げて僕の服の裾、ちょんって…、危うく鼻血出るとこやった。
「友希も気をつけてな」
「うん」
手を振って家を出る僕はきっと顔面崩壊。
朝起きてから、たった二時間くらいの友希とのやり取りでこんだけほわほわした幸せな気分になれるんやから、これからどんだけ幸せになれるんやろ!!
とか思いながら鈴木さんの待つ車に向かってとぼとぼと歩いた。エレベーターホールに曲がるとこで一回家を振り返ったら、友希がにっこり笑って、手を振ってくれた。
「友希!もーっ」
おもくそぶんぶんと手を振り返してからエレベーターホールに曲がった。
あーっもう!友希可愛い!
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