アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
報告
-
余りのテンションに若干引くが、いつまでも引いていては仕方ない
俺は少年について報告をした
「~と、いう訳で今のところは俺が少年を一時保護するという事になりました」
「そうか…」
院長は俺の話を聞いて難しい顔をした
「その少年を保護するのは賛成だ、だが…」
そこで院長は言葉を濁す
院長が何を言いたいかはわかる
実は俺も虐待を受けて育った
俺が院長と初めて会ったのは、俺が親に熱湯を浴びせられ大怪我した時
あの時の俺はひどく荒れていた
だからこそ院長は俺が虐待された子供の面倒をみれるか心配なのだろう
俺がまた、あの時の様にならないか
正直、絶対大丈夫とは言いきれない
でも、
「院長、俺はあの子の心の休憩所になりたい、あの子を保護すると決めた時から覚悟は決まっています」
「わかった、だが約束してくれ、一人で悩まないと」
あぁ、あなたのその優しさに何度助けられたことか
色んな意味を込めて
「ありがとうございます」
と言って院長室を後にした
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 51