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Kissing under the mistletoe(期間限定公開)
宿り木の下で9※
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ちゅっちゅっと暁が乳首を吸い上げる度に、むずむずと甘痒い痺れがそこから身体の奥に広がっていく。ぴくんぴくんと身体が震えて、変な声が漏れそうになって、恥ずかしくて堪らない。
「声、聞かして?我慢なんかしなくていいからさ」
胸に顔を埋めていた暁が、目だけあげてにっと笑う。その切れ長の目が、蕩けそうに優しい。
「や……っだ、顔、見ないで」
感じてしまっている時の顔を、じっと見つめられるのは照れくさい。きっと今、自分はすごくエロい顔してるから。
暁はふふっと笑って
「ばーか。その顔が、見たいんだぜ、俺は。だーいじょうぶだ。すっげー綺麗だよ、雅紀」
甘い低音で囁かれて、また頬がじわっと熱くなる。暁や秋音が綺麗だと言ってくれる度に、恥ずかしいけど、すごく幸せな気持ちになれる。
暁と秋音の愛し方はそれぞれ違うけれど、自分を焦れったいくらい優しく丁寧に扱ってくれて、不安になりそうな時は「おまえのそういう所が好きなんだよ」と繰り返し心地よい肯定をくれる所は同じだった。
自分の性的指向を、いや、自分の存在そのものを、いつも否定して隠して生きてきた雅紀にとって、それは何よりも嬉しいことだ。知らずうちに身につけてしまった固い鎧を、2人は繰り返し繰り返し優しい愛情で溶かしてくれるのだ。「もっと自由に伸び伸びと、そのままの自分を出して生きていいんだよ」と言ってくれる。
不意にいろいろな想いが込み上げてきて、嬉しいのにちょっぴり泣きたくなった。でもここで泣いたら、暁に心配されてしまう。雅紀が慌てて目をぱちぱちして、滲んできた涙を散らそうとしたら、伸び上がってきた暁に、目元にそっとキスをされた。
「どした?……嫌か?」
不安そうに見守る暁と目が合って、雅紀はふんわり微笑んで首を振った。
「ううん、やじゃ、ない。俺、幸せだな~って、思ったら……なんか俺……俺、嬉しくて……」
暁はほっとしたように微笑んで
「そっか……幸せか。んじゃさ、もっともっと幸せにしてやるぜ。おまえのこと、とろっとろに溶かしてやるからさ」
「とろっとろって……」
雅紀は思わず、ふふっとふきだした。暁の手が伸びてきて、優しく髪を撫でてくれる。その手の熱が、すごく、気持ちいい。
目が合うとどちらともなく自然に唇を寄せていた。
しっとりと押し包むような愛おしい口付け。
大好きだと伝え合う至福の時。
「おまえのここ、可愛い。ほら、ぷくってなってさ、さくらんぼみたいに赤くなってるぜ」
口付けを解いた暁が、胸の尖りを指先でつんつんとつついた。
「……っぁん」
ぴくんっと震えて声をあげた雅紀の胸に、暁は再び顔を埋める。舌先で下から掘り起こすように舐められた。
じゅわっと快感が沸き起こる。気持ちよくて、喘ぐ声が抑えられない。
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