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手 K,side
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K,side
やっちまった……やっちまったよ……
なにナチュラルにフジの手握ってんだよ
馬鹿かよ俺…
あー…フジの手柔らかかったな
ほんとはもっと繋いでたかったわ…
いやいや、そんなことよりこの空気どうすんだよ…
さっきからフジ全然喋んねぇし
ゆっくりとフジの方を見ると
フジは俺に背中を向けて、じっと電車の方を
見ていた
…なんで電車なんか見てんだよ、こっち見ろ
「……?どうかした?」
フジは背中に視線を感じたのか、
不意に振り返って俺を見た
「え、あ……いや」
不意打ちはずるいだろ!!
心の準備させろ!
くっそ、どうすんだよ……あ、
「そうだ、駅弁買おうぜ」
俺は向こうの方に見えた売店をとっさに
指さして言った
「駅弁!買いたい!!」
フジは目を輝かせて俺を見つめた
なんかぴょこぴょこ跳ねてっし…可愛すぎかよ
「おし、行くか」
そう言いながら俺は売店に足を進めた
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