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居眠り
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「あれ、思ったより人少ないね」
俺はキヨの後ろをついて行って
電車に乗り込んでいた
電車内はあまり人がいなかった
「まあ朝早いしな」
キヨは車内をすたすたと足早に歩いて
1番端っこの席の前に立った
「フジ、ここに座ろうぜ」
キヨが選んだ席は
小さな小窓があって小さな簡易テーブルがある席だった
おまけに席が向かい合ってる
「うん」
俺はこく、と頷いて
キヨの選んだ席に荷物を置いて、
荷物の隣に腰掛けた
あ、ふかふかだ
結構座り心地いいかも
キヨも同じように向かいの席に座った所で
出発する、というアナウンスが入る
少しして電車は動き始めて
ガタン、ゴトン、と揺れ始めた
…なんだろう、眠くなってきちゃった
朝早かったし仕方ないよね
昨日だって5時にたたき起こされちゃったし
ちょっとだけ、ちょっとだけなら寝てもいいよね…
俺は心地よい電車の揺れに身を預けて
意識を手放した
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