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写真
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「あー…、疲れたぁ……」
「だな」
旅館について部屋を案内されると、
荷物を放り投げて大きく伸びをした
ほんとに疲れたぁ…坂とかすごい登ったし…
こんな遠いとは思ってなかった…
腰とか肩とかすごい痛いんだけど…
「結構いい部屋だなー」
キヨはそう言いながら荷物を置いて部屋の中を歩き回っていた
そういえば、ちゃんと部屋の中見てなかったな…
綺麗なフローリングに大きなソファがある部屋と、もう一つの部屋は和室になっていた
あ、奥の部屋はベッドルームかぁ…
洋室にしたのかな、キヨ
「フジ、こっち来てみ」
キヨはいつの間にかベランダに出て
「こっちこっち」と手招きをしてきた
キヨどうしたんだろ、窓の外に何かあるのかな…
少しばかり不思議に思いながら
置いてあったサンダルを履いてキヨの傍に
駆け寄った
「ここ景色いいなー…」
そう言いながらキヨは夕陽の光に
眩しそうに目を細めていた
ベランダからは
夕陽の光で白く輝く道を作った海が見えた
「ここからも海が見えるんだ……」
俺は小さくそう呟きながら
キヨの隣に立って夕陽の眩しさに目を細める
すごく綺麗…写真撮りたいなぁ
「あ!カメラ持ってきてたんだった!」
「お、マジで?やるじゃん」
キヨは珍しく俺を褒めて、今度は優しく俺の頭を撫でた
「でしょ〜?」
俺はキヨの反応に気分を良くして
得意げに笑ってみせる
こんなんで気分良くしちゃうとか…
我ながらちょろいというか…なんというか
あ、そんなことよりカメラカメラ
「カメラ取ってくるね」
サンダルを脱いで1度部屋に戻ると、
置いたばかりの荷物からカメラを取り出して
ベランダへと向かった
「おし、撮ろうぜ」
「うん」
カメラを素早く起動させてベランダの外に向ける
うまくフレームのなかに入れてっと…
あ、電柱とかもなるべく入れないようにして……
カメラをちょっとずつ動かしていい感じの位置を探していると、電柱も入らず真ん中に夕日が入るような形になった
「よし」
そう言ってシャッターを切ると、
我ながらとてもいい写真が撮れていた
俺ってば写真撮る才能あるのかも……
「お、フジ写真撮るの上手いな」
「だべ〜?」
なんだこれ、すごい気分いいな…
もっと褒めて褒めて←
「あ、食事の時間とか決めておいたから先に風呂入ろうぜ」
そっかそっか、温泉旅行だったもんね
温泉に入らなくっちゃ
「大浴場と離れに露天風呂があるっぽいから先に大浴場行って、戻って飯食ったら露天風呂行こうと思うんだけど、いい?」
「うん!すごい楽しみ!」
俺がそう言うと、キヨは嬉しそうに笑って
「行くぞ」と俺の手を引いて行った
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次から温泉パートです(=ω=;)
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