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大浴場 K,side
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K,side
「わ〜、やっぱりお風呂も広いなぁ〜」
フジは大浴場に着くと俺より早く服を脱いで
カラカラ、と音を立てて大浴場の戸を開いた
はしゃぎすぎだろ、子供かよ
「あんまはしゃぐなよ、滑るぞ」
「滑りませーん、子供じゃありませーん」
俺がそう言うとフジはべぇ、と舌を出して
嫌味ったらしく言ってきた
んなことしたって可愛いだけだっつの……
てか、お前ほんと肌白すぎんだろ
ちゃんと外に出てんのかな…、心配だわ
「キヨ、先に体洗おうよ」
「お、おう」
フジは端っこの洗い場に座って
シャワーの水を出していた
いいや…俺もフジの隣に座ろっと
俺はフジの隣に座って、シャワーで髪を濡らしてからシャンプーを手に取って泡立てた
お、これすげーいい匂いすんな〜
どこで売ってんだろ…あ、もしかしてここで売ってるかな
あとで見に行くか…
しゃかしゃかと髪を洗いながら
不意にフジの方へ目線を寄越すと、
フジも同じように髪の毛を洗っていた
…そういやフジ、今裸なんだよなぁ…
フジの裸なんて見る機会ないだろうから
今のうちに見とくかな←
フジの体を見ていると、自然に胸の方へと
視線が集中していた
乳首、なまら可愛い……
ぷっくりしてて色も綺麗なピンクって…
エロすぎだろ、襲いたい
「…キヨ?」
急にフジに名前を呼ばれてハッとした
やばい、見すぎだったか…?
「な、なんだよ」
「いや、ずっと見てたから何か付いてるのかと…」
「別に、何も付いてねぇよ」
「そっか」
フジはそう言うとシャワーの水を出して
泡を流し始めた
あ〜…バレなくてよかった……
俺はほっと胸を撫で下ろしながら
同じようにシャワーで泡を洗い流した
「キヨ、俺もう洗い終わったから先にお風呂入っておくね」
え、もう洗い終わったのかよ…速すぎだろ
…いや、俺が遅いだけか
「わかった」
「じゃあ行ってくるね!」
フジはそう言ってにこにこと笑いながら洗い場から離れ、湯船に浸かり始めた
さてと、俺もはやく体洗って風呂に入るとするか…
スポンジを石鹸で泡立てていると
俺達よりも少し若い、大学生くらいの2人の男が俺の横へ座った
…大学生か、見る限り俺より歳は下だな
やっぱり若い世代に人気なんかな、ここ
そんなことを考えていると、
隣から大学生達の会話が聞こえてきた
男1「なあ、あそこにいるのって男だよな」
男2「いやいや、ここ男風呂だから当たり前だろ」
……あそこ?どこだよ、どこのこと言ってんだよ
俺は少し気になり、大学生達の目線の先を
振り返って見た
その目線の先にはフジがいた
…こいつら、フジのこと言ってんのか?
男1「すげえ白いからさ、最初女かと思ったわw」
男2「マジかよwまあわからんでもないw」
男1「よく見たら顔もちょっと女っぽいしさw」
男2「マジかw」
男1「あれぐらい可愛かったら男でも抱けるわ」
男2「あとで話しかけてみっか、1人っぽいし」
男1「そうだな、ちょろそうだからヤらせてくれっかもw」
んだよ、こいつら……
フジのことじろじろ見てんじゃねぇよ
殴るぞ、つか殺すわ…
シャワーで体の泡を洗い流し、
洗い場から離れてフジの元へ足早に近づいた
「キヨこっちこっち」
フジは俺が近付いてきたのに気づくと
ふにゃ、と笑って手招きをしてきた
なにふにゃふにゃ笑ってんだよ、性的な目で見られやがって
俺以外の奴を誘惑してんじゃねぇよ馬鹿
俺のイラつきはなかなか治まらず、
無言でフジの手を引いて強引に湯船から
引きずり出した
「ちょ、ちょっと!?待ってよ!」
「うるせぇ、こんなとこ長居できっかよ」
フジの静止の声も聞かずにぐいぐいと手を
引っ張って大浴場を出た
「もうっ!キヨってば!!」
声を荒らげて俺の手を振り払って
肩を掴んできた
「…どうしたの?」
フジは先程とは打って変わって
眉を下げて優しい声色で聞いた
ごめんな、俺、心狭いからさ
あんなの、耐えられねぇんだよ
…我儘だよな、俺
今までのイラつきは無くなって、
申し訳なさでいっぱいになっていた
「…もうすぐ、飯の時間になるから」
「そうだったんだ、ごめんね、長湯してたね」
フジは俺の言葉に納得して
申し訳なさそうに笑って言った
ばかやろ、ごめんねは俺の方だよ…
「さ、着替えてご飯食べよ!ね?」
「…ああ」
俺は素直に頷いて着替え始めた
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終わり方雑だね( ´・ω・`)
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