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しあわせな女の子・・・・6
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杉田さんの茶色いウイングチップの靴のかかとを見つめながら歩いた。
店を出て、カラオケに流れる同僚達と別れ、新宿駅に向かったふりで、ぐるりと西武新宿線沿いに回って大久保公園に出る。その辺りで杉田さんの方からボクに歩調を合わせてきた。並んだ時ちょっとだけ指が触れて、ボクの意思を確かめられたみたいだ。
そこからは、今までずっと会話してたみたいにさりげなく、会社の話とかよく行く店のことなんか話し始めたけど、すぐに馴染みのホテルの入り口に着いた。馴染みというか、このホテルは使ったことはないけど、似たり寄ったりこの辺はよく知っていた。
昔はいろんな男の人に連れられてきた。
佑くんは新宿が嫌いだから今は渋谷ばかり。もしかしたらボクも新宿界隈は避けてたとこがある。
いざ、久しぶりに初めての男の人とこんなところに来てしまうと、みょうに懐かしいというか、楽しくさえあった。
杉田さんは迷わなかったんで、たぶんいつもここを使ってるんだろうな。ボクはさっきからもうクリトリスが大きくなってしまってる。そうか、ボクこれから杉田さんとセックスするんだな。
こういうセックスは佑くんとするセックスとは違うって、女の子のボクは言っている。
違うから、罪悪感もわかないんだな、ボク。
そんな自分の発見にちょっと驚いたりした。
部屋に入ると、杉田さんはなんだか自分ちのようにリラックスして上着を放り、ソファーに腰を下ろしてネクタイを緩めた。大きく開いた長い足。ボクは部屋の入り口にぽけっと立ち尽くした。
杉田さんはそんなボクを見て笑ってる。
「かわいいな、伊藤」
ボクは愛想笑いを返す。かわいい?鏡に映ってるボクは、ただその辺のありふれたサラリーマンだ。杉田さんこそが、まるで俳優かモデルみたいに素敵だ。くっきりと幅の広い二重の大きな眼がかわいい。今更のようにボクは服を脱いでいく杉田さんを見つめた。
シャツ一枚とトランクスだけになった杉田さんがボクに近づいてくる。
「どうした?おとなしいな」
後ろに回ってぎゅっとボクを抱きしめる。引き締まった硬い体の感触。ああ、男の人だ。
ボクはこういうホテルで、何人もの男の人に抱きしめられて、セックスして、少しずつ女の子になってきたんだ。
「あんなにエロい目で俺を見てたくせに」
だから誤解だ。でも、結局今ボクはとてもエロい気分で杉田さんの顔を見つめている。ボクを抱きしめた腕を熱っぽく触っている。
「伊藤って下の名前何?」
「……え」
「俺は渉って呼んで」
そう言って杉田さんの唇が重なってきた。佑くんと違ってヒゲのないすべすべの顎が触れた。気持ちいい。
まゆって呼んでもらいたくなったけど、まさゆきですと小さく答えた。まさゆき……と囁かれて、なぜかすごく恥ずかしくなった。
唇を合わせながら杉田さんの指がボクのネクタイを取り払い、シャツのボタンを外していく。
たぶん杉田さんはずっとそこに興味があったんだろう。ボクの胸をやわやわと満足そうに揉み上げた。
「ふふ……おっぱい……柔らかい」
「ん……やだぁ」
思わず声が鼻にかかる。うっすら目を開けて鏡で確認する。杉田さんに揉まれている膨らんできたボクのおっぱいは、まだまだ運動不足の脂肪のついたぽちゃぽちゃの男のそれって感じだ。杉田さんもそう思ってるんだろうけど、ふっくらと膨らんだ乳輪とすでにピンっと勃起した大きな乳首はごまかしようもない。
「自分でやったの?こんなにしちゃって……」
杉田さんは鏡に映ったボクを見ながら、乳首を指で弾いたりつぶしたりした。
「あっ……あっ……だめぇ……」
自然と裏返った鼻声で甘えてしまう。
「まさゆき、やらし……乳首好きなんだ。こうされんの……」
「あふっ…だめです……杉田さん」
「何がだめなんだよ。いつもこんな風にされてんだろ?自分でいつもいじってんだろ?」
「あぁあん……ちが……」
「変態おっぱいかわいいよ、まさゆき」
「あっ!アァッ!やだやだ!イッちゃうぅ……」
杉田さんに乳首をギリギリとつままれて、ボクは本当にあっという間にズボンの中でイッてしまった。思わず腰を引いてしまう。
「……ぁぁ……」
「まじ?イッちゃったの?」
笑い混じりに杉田さんはボクの頬にちゅっちゅっとキスをした。ベルトを緩められズボンが下される。「おー!すっげ!」
「やぁ……」
スケスケのピンクのパンツの真ん中に白いミルクがたまっている。杉田さんはそこを絞るように揉んでくる。ジュワッとミルクが滲んだ。
「まさゆき、淫乱〜……かわいい〜」
「あぁん……恥ずかしぃ……」
クチュクチュと湿った音を立てながら杉田さんの手がボクのクリトリスを揉みしだく。耳の中にささやきかける。
「こんなどすけべなパンツ履いて俺のこと見てたんだぁ。セクハラじゃね?まさゆき」
「違うぅ……いやぁ……」
本当に違うんだけど、でも、そんな目で杉田さんを見てた気がしてきた。杉田さんがクリトリスを揉んでいたミルクでベトベトの指を試すようにボクの口元に持ってきて、ボクはほんのちょっとだけイヤイヤと首を小さく振ったけど、すぐにその指を唇の中に招き入れ、チュパチュパと舐めまわした。舐めながら薄めで鏡を見ると、鏡の中でボクを見ている杉田さんと目があった。
杉田さんの指をしゃぶるボクは、エッチな可愛い女の子だった。
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