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しあわせな女の子・・・・9
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時計はもうすぐ4時だ。
ボクたちは二人とも、もうお腹いっぱいって感じで、まったりとベッドに体を横たえていた。
ボクの右手は、余韻を楽しむように、柔らかくなった杉田さんのおチンポにそっと触れていた。
杉田さんの手は改めてボクの体を見つめ、点検でもするようにゆるゆると撫で回す。
「柔らかいね……まさゆきの肌。気持ちいい。吸い付いてくる」
ボクだって大きな杉田さんの手、気持ちいい。
その手はボクのおっぱいの柔らかさを気に入っているようだ。まあただのデブだと思ってるのかもしれないけど。体が変化してきてから佑くん以外の男の人とセックスしたのははじめてだから、良くわからないけど、杉田さんはボクを男として抱いたんだと思う。いいんだ。ボクは女の子としてすごくよかったんだから。
杉田さんの方を向くとちゅっとキスをしてくれた。ボクもキスを返す。
「結局全部中に出しちゃったな。嫌じゃなかった?」
「え……あ、いいえ……」
なんとなく、杉田さんは安全な気がしちゃった。
「まさゆきすごい良くってさぁ……」
「ふふ……ボクもすっごく気持ちよかったから……」
太腿までべとべとでしあわせ。
「まさか同じ会社のヤツとやるとは思わなかった」
「そうですね」
「まさゆきは、こういうのはじめて?……同じ会社とか、学校とかで……誘うの」
だから、本当に誤解なんだけど。杉田さんもしかして天然だな。
「そ……ですね」
「俺もまさゆきじゃなきゃ誘われないけどね」
「……ボクも……杉田さんでよかったです」
「ふふ……」
杉田さんの声が少し眠そうだ。ボクも気持ちよく疲労が回ってきた。
「どうする?帰る?着替えなきゃだろ。家どこ?」
「桜木町です」
「へー……実家?」
「えっと……実家といえば実家です。親が残してくれたマンションなんで。高校から一人で暮らしてます」
「え?両親いないの?」
「母だけでしたけど、亡くなりました。中3の時……」
ぼんやりそんな話をしてると、杉田さんはなぜかボクの肩に腕を回し抱き寄せてくれた。
杉田さんはいい匂いがする。汗の匂いかもしれないけど、なんだかいい匂い。
すーすーと杉田さんの寝息が聞こえてきた。
ボクはスマホに手を伸ばし、こっそりアラームをかける。そして……。
既読がつかないラインメッセージを確認する。
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