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28 ※R18
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指が付け根まで入ると、奏英は指を上へ押したり、ゆっくりと掻き回したりする。
その度に腹の中に指が入っているんだと実感して、その気持ち悪いさに低く呻いた。
「初めてだと、やっぱりキツイね。僕の入るかな……」
「っ…ひ、ぅ、ぅ……冗談、だろ……」
さっきまで気持ちよかったのに、今はただ、気持ち悪い。
奏英は俺の言葉に答えることはなく、二本目を挿入していく。
中指と人差し指を抜き挿しされ、は、と息が漏れては両脚を擦りよせたい衝動に駆られる。しかし、間に奏英がいるせいでそれもできない。
脚で蹴って、逃げればいい、もう縛られてないんだから。
……でも、それからどうすればいい?
また捕まったら? これ以上奏英の機嫌を損ねてしまったら……?
「侑太郎、何考えてるの?」
「ぇ……ぁ、う…っ」
「僕の指が君の中に入ってるんだよ。…ほら、ここ叩いたら気持ちいいでしょ?」
「ぅ、ンン…! な、なに…っ」
トン、と中の浅い部分を押されると、ゾクゾクッと全身に電流を流されたように体が震えた。
なんだ、なんだこれ。
「前立腺っていうんだよ」
もう一度、二度とそこを指で押し上げられ、感じたことのない熱がジワリと沸き起こる。
駄目だ。これ以上されたら体が変になる。
そうわかっているのに、奏英に押さえつけられた手は緩まる気配はなく、足で蹴り飛ばす決心もつかない。
もうどうしていいかわからなくて、情けなくも涙が溢れて視界をぼやけさせた。
「ぅ…嫌だ……奏英……」
「……侑太郎が悪いんだよ」
奏英は指を引き抜くと、器用に片手でベルトを外し、俺の片脚を持ち上げる。
ピタリと押し当てられる肉塊に、それが何か気付かないほど鈍感ではない。
「ぁ…やめろ、ふざけん……ッ!」
指とは比べ物にならない質量に、恐怖で腰が引けた。
しかし奏英は俺の腰を抱え直すと、容赦なく中を征服していった。まるで心を殺すように、ゆっくりと、それでいて形を覚えさせるように。
体を真っ二つに裂かれるような痛みに、掠れた悲鳴がこぼれる。
中が、苦しい。
「は、ぅ、っ……クソ、が……し、ね…ッ…!」
「っ…はは、ひどいなぁ」
精一杯の文句だったのに、こんな弱々しい声が俺から出るのかと自分で驚いた。
奏英は俺の中がキツイのか、苦しそうに眉を寄せ、息を吐く。
「っく……侑太郎、力、抜いて…」
「無理、むり…助けてくれ! っ誰か、だれッンン…!」
あまりの痛みに耐えきれず、隣の部屋の住人に向かって叫ぶが、すぐに奏英の手に口を塞がれる。同時に手が自由になって、慌てて奏英の胸板を押すが、全く効果はなかった。
それから中を拡げるように揺らされる腰に激痛が走り、ついに涙が溢れて頬を伝う。
こんなの、レイプだろ。
レイプって、男もされるもんなのか。ていうか、現にされてるし。
すげぇ痛ぇ。
まじで、このまま死んじまいそう……。
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