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68 ※R18
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「ッ……ぅぁ、あ…………!」
久しぶりの、征服されるような感覚。
十分すぎるほど慣らされた中は、奏英のものを一気に奥まで咥え込んでしまった。最奥に到達した瞬間、濁流のような快感に襲われて、ガクガクと激しく痙攣する。
「ぁ……ッ、ぁ、あ、っや……!」
「……はは、挿れただけでいってる」
つらい。なんだこれ、止まらね……。
うぅ、と声を漏らしながら、未だ跳ね続ける腰を止めようと奏英の下でもがく。しかし、奏英が少し揺さぶるだけで、またすぐに絶頂が襲い来る。
息できない。きもちいい。ずっと、腹のなかが満たされて。
抜け出せない。体が、まるで自分のものではない、他の生き物みたいだった。
「久しぶりだから、体が喜んでるのかもね」
「っ……は、何、言って……」
「でも、まだ、もっと入るよ」
「ッ、ぁ……!」
ぎち、と入り口が限界までこじ開けられ、奏英の先端が奥を割り開く。そのまま動くことなく俺を見下ろす奏英に、居心地が悪くて目を逸らした。
「っ……ぅ、動けよ」
「慣らしてるんだよ。また、僕の形にしておかないと」
「っきめぇ事言うな!」
「きもくないって。ほら、侑太郎すごい締め付けて来るから……きっとすぐに、僕にだけ感じるようになるよ。……他の人じゃ、君を満足させてあげられないくらい」
他の人って……お前以外に俺にこんなことする奴いねぇよ……。
そのままじっと動かずにいると、奏英がそっと唇を重ねてくる。それを黙って受け入れながら、俺の中で膨張する奏英の熱を感じ、ゾクゾクとした興奮が這い上がって来る。
……今の俺を、昔の俺が見たらびっくりするだろうな。
男に犯されてこんなに気持ちいいなんて、知らなかった。これは、奏英だからなのか。それとも、他の奴も、そうなのか……。
いや、でも、奏英以外ととか……考えらんねぇ。
「ン……っ、んぅ、ン……ッ」
奏英が、俺の口を塞いだまま動き出す。
腰だけスライドし、内壁全てを犯すような律動。両脚で奏英の体を挟もうかどうか迷いながら、ぴくぴくと太腿が震える。
うわ……すげ、きもちいい。
あんなに嫌だったのに……諦めたら、受け入れちまったら、こんなに気持ちいいのか……。
「っは……侑太郎、かわいい……」
かわいいなんて言われても嬉しくないはずなのに、俺の中は奏英の欲に溺れた瞳を見るだけで、ぎゅうと熱を締め付ける。
それから、首筋を舐め、噛まれながらも、次第に律動が激しくなっていく。未だ、奏英の背に脚や腕を回すことはできず、揺さぶられるがままだった。
これ……やばいな。
このままじゃ……やめられねぇかも……。
セックスしないって約束させたのは自分なのに……我慢できねぇのは、俺の方か。
「っは……ぁ、侑太郎、いく、いく」
「ん……っ、俺、も」
「なか、出していい? 奥に、」
「ン、……」
奏英に中に出される。そう思った途端、自然と両脚で奏英の体を挟み込んでいた。
そのおかげでグッと奥まで入り込んだ奏英のものが、大きく震えた。そして、思い切り腸の奥へと注がれる。
完全に征服されたような、ふわふわした感覚だった。
……今日は、口に出されるし、中に出されるし……散々だな。
でも……もう、どうでもいい……。
「は、ぁ……ゆうたろ……すき、ずっと……僕から離れないで……」
「……ん……俺も、おれも……すき……」
奏英のことが好きなのか、この行為が好きなのか、今はまだわからない。
ただ、今はまだ、離れたくないと思った。
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