アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
幸せの花姫
-
「ん…」
「あ、あずさおきた?」
「うん…………っ!?」
「どうかした?」
「腰、が…」
「だいじょうぶ?ごめん…」
普段しない動きをしたせいか、動こうとすると腰に痛みを感じた。重たい腰をなんとか持ち上げ、立ち上がる。
「…悠、いま、なんじ?」
「んー、五時すぎ」
「!?お母さんに、れんらくしないと!」
「姉キが、あずさは泊まってくって連絡してくれたらしい…」
「今度お礼しないと」
「そんなのいいよ」
「……そう。」
梓が寝た後、彩葉から電話がかかってきた。ナカに出した精液を掻き出さなければならないこととそのやり方、梓が家に泊まるかどうかなど、何処かで監視しているのではないかと思うほどに完璧なタイミングで電話をかけてきたのだ。恐るべし。
「あずさ…ねむい」
「色々してくれてありがとう、悠。ねてていいよ…」
「あずさと一緒にねる…」
「ふふ、いいよ。今日は土曜だし、ずっと悠と一緒にいてあげる」
「…ずっと手、つないでて」
「うん、ふふっ」
「梓、好き」
そう言った直後、悠は梓の隣ですやすやと寝息をたて始めた。その寝顔を見てかわいいと思った自分に重症だな、と思いつつ、幸せそうに悠の寝顔を眺めてから目を閉じた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 45