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なつきまくる~腐二次創作弱虫ペダル小野田
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インハイから一月くらい、真波くんは毎日のように総北にきた。
ぼくのとこじゃなく、手嶋さんに絡みに。
受験勉強のためにこもってる図書館に。
青八木さんと勉強しようと居残ってる教室に。
息抜きにキャノデ走らせに来た部室に。
東戸さんたちと企画してやっと実現したカラオケ会場に。
人なつこい猫みたいに現れて、
手嶋さん手嶋さん手嶋さん
て。
ついに箱学の黒田さんがやってきて、すみませんって引き取っていった。
数週間して収まりましたね、って話しかけたら手嶋さん、心底ほっとしたみたいに僕に打ち明けた。
最後の言葉何だったと思うか?
「やっぱ凡庸な走りですね」
ってさ。
俺凡庸でよかったって、人生で初めて思ったよ。
思わず噴いた。
そこに青八木さんがきた。
たたたっとかけてきて、手嶋さんを背中に隠した。
小野田でもだめ!
手嶋さんと二人して、めいっぱい笑ったら、青八木さんがめっちゃてれた。
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