アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おはよう、なんでいる!?
-
side 水月
「ぁあ?何、うるさい」
初春が目をこすりながら、眠そうにしながら聞いてくるけど、原因はお前だッッ!
「何?じゃねぇ!何でここにいるわけ!?」
服は着ているから何かあったわけではないのは分かるが、この状況はなんなのだろう。
「え?昨日水月がリビングで寝始めたから俺が運んでやったんだけど?」
そ、そうだったのか。てか、こいつの前で寝たとか…寝顔見られた。不細工な顔してなければいいなぁ。ってそうじゃない!!
「ちげー!なんでお前が俺の布団で一緒に寝てんだよ!」
「はぁ。俺がリビングに戻ろうとしたら、お前がいかないでって言って服掴んできたからもどれなかったんだけど?」
少し呆れた顔で言ってくる。
「え…」俺そんなことしたんだ。
覚えてない。何でだろう、そういえば昨日初春が遠ざかっていく夢を見た…
そのせいだろうか。
無意識だった。恥ずかしい…
「そ、そうかよ…悪かったな」
「別にー?行かないでって不安そうな水月面白かったけどな」
意地悪な顔でニヤニヤしながら言う初春。
なんだよ、面白いって!失礼すぎるだろ!
「まぁ、多少は可愛かったりもしたけどな」
ポツツと一言。そのせいで僕の顔が暑くなる。な、なんだこいつ。からかうとか性格悪いし…
ぁーあ、気づいちゃったな。僕、まだ初春のこと好きだ…。可愛いって言われて恥ずかしくって、からかわれることに性格悪いって感じてる時点で、からかわれたくない、本心で言ってくれたらいいのになって、思ってる。
認めたくないのに…これって好きってことだと思うんだ…だから僕は初春が好き。多分ね。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 38