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side水月
カランカラン
扉を開けると鳴る音に安心する。
「マスター」
呼び掛けるとすぐにこちらを向いて、笑顔で対応してくれるマスター。さすがプロ。
「こっちに座って、水月君なに飲む?」
「ぅうーん、オススメおねがい」
「はーい」
マスターのほんわかした雰囲気になんだか心が癒される。
マスターこと、宇田 翠(うだ みどり)さん。やっぱり今日も人気だ。
カランカラン
うわーー。ちょーイケメンが入ってきた。身長が高く、仕事、スポーツできますー、みたいな顔のやつ。綺麗な茶色、爽やか好青年。
その人はマスターを見つけると「翠」って呼んだ。
マスターはちょっとびっくりしたあと、席を勧めた。僕の隣。
「どーも、こんちは。僕は水月。あんた、マスターの知り合い?」
「そうだけど。なんで?」
「いや、マスターが驚いた顔したからさ、あの人が笑顔くずすなんなて珍しい。」
「ふーん。店ではそんななんだ……」
「店ではって、外では違うの?」
意外だ。店の外では笑顔が少ないのだろうか?
「店ではニコニコしてるみたいだけど、ほんとはあの人ツンデレだから。これ、秘密ね」
!!!びっくり。でも綺麗なマスターは、ツンデレでもきっと人気だろう。
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