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すべき事は、
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ベッドから離れて動こうとしたら腕が引っ張られる。
引っ張られた方を見ると、細長い棒が立っていて、そこから伸びた紐が腕に刺さっている。
これがあったら動けない。
それを引き抜くと痛みが広がるが、それも気にならない。
部屋の端にあるカーテンらしき物の側に寄り横に動かす。
そこで見えた景色に思わず息を吐く。
外は暗くて、今が夜だとわかった。
そして眼下で光る無数の明かり。
この場所は高い所にあるらしく、遠くまで光が広がっている。
空にも多くの星が瞬いていて、月はまん丸。
その明かりが、カーテンを開けたことで部屋に入り込む。
振り返ると、部屋の中がよく見えた。
さっきは見えなかったが、引っ張られた細い棒には透明なパックが付いていて、そのパックからホースのようなものが伸びている。
複数あるベッドには自分以外誰もいない。
白を基調とした部屋を見て、もう一度外を見て、自分はまだ生きているのだと理解した。
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