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(4~18歳)
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--4歳--
妹が産まれた
名前はリリカ
艶やかな黒髪に潤んだ大きな黒い瞳で、両親に似て愛らしい顔をしている
両親も嬉しそうだった
さて、クリアはというと……
『こっちま~でおいで!』
「…捕まえた」
『え!?幻!?』
『捕まったぁ~』
幻を消し、時間を見る
15秒か……魔力のコントロールもかなりできるようになってきたと思う
「そろそろダンジョンに行ってみてもいいかもしれないな」
呟いた瞬間、妖精達が一斉に怒鳴った
『『『駄目!!!』』』
「…………は……?」
この時、リリカに夢中になりクリアに対しておざなりになってきた両親に代わり、常に一緒にいた妖精達が過保護になってきていることが判明した
--10歳--
親と妖精達の目をかいくぐり、ダンジョンにこっそりともぐり込むようになって早10歳
何故かリリカがアヒルの子のように後ろを付いてくる
両親のように溺愛していたわけではなく、逆に冷たくしていたのだが……何故だ?
でも付いてくる姿は愛らしいと思えたので、6歳の誕生日に絶対に溶けないし壊れない氷の薔薇を魔法で作ってプレゼントしてやった
そうしたら両親は薔薇を見て魔法の才を知ったようで、突然魔導書を沢山買ってくれるようになった
無関心だったのが、掌を返したように興味を持つようになって…かなり呆れた
まぁ、本は好きなので有り難くいただいたが…
--18歳--
「新入生の皆さん!入学おめでとうございます!」
18歳
優秀なギルド員を育成する有名な学園、‘’ヒルフェ学園‘’ に入学した
はぁ~……
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