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「風呂上がったぞー」
浴室から出てきたホカホカの稔さんは、真っ直ぐキッチンへ行き冷蔵庫を開けて水分補給。
「あ、うん」
「メール?」
「ん、桃と壱に‥」
「‥」
冷蔵庫を閉めた稔さんが近付いて来てまた髪をわしゃわしゃとするから少しびっくりした。
「なっ、何?」
「やー?」
「何でニヤツいてんの?」
「やっぱり永久は残念な奴だと思って」
「は?」
「ほら、風呂入って来い」
「‥」
突っ込むのも絡むのも凄く面倒になっている俺はちょっと疲れてるのかもしれない。
大人しく風呂場へ行きドアを閉める。
「‥」
稔さんの家だし遠慮して後に入る事にしたけど失敗だったかもしれない。
稔さんのシャンプーの匂いと濡れたタイルが俺を洗脳していくようで息を呑む。
「‥はあー‥」
俺が今日‥ここに来たのは
ちゃんと伝える為なのに‥しっかりしないと。
バチン
と両頬を手の平で叩き少し気合いを入れた。
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