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解放拘束プレイ 1
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「未希ー。腕、縛っていい?」
腕縛る?それだけ?漆、頭打ったのかな
「いいよー。それにしても腕縛るだけなんて、随分易しいね」
「だけ?だけなんて、いついった?」
…言ってない。確かに、言ってない。漆が今更腕を縛るだけだと思ったなんて、今までどうやって過ごしてきたんだろう。ばかだ。
「……。あと、ほかになにすんの」
「えー。お楽しみっ!」
…知ってた。わかってた。何もツッコむまい。あ。突っ込まれる方だけど。何てね。………ごめん、忘れて。
漆に後ろで手を縛られ、床に転がされる。
「さーてと、未希。」
漆がドアノブに手をかけ、嫌な汗が流れる。
――――ガチャ。
「ほら、これで準備完了。今日は解放拘束プレイをやりまーす!」
「解放…?」
「そう、解放。開放でもいいんだけど、それだと変態っぽいじゃん?」
「で、どんなの?」
どっちでも充分変態だろ、という台詞を辛うじて飲み込みながら言う。
「あと腕さえほどければ逃げられるのに、腕が縛られてて逃げられない。最高じゃない?」
最高じゃない。
もし誰かがドアの前を通ったら、どうするんだ。いくら角部屋とはいえ、誰も来ないとは言い切れないのに。
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