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つぎの日
「おはよう…雅也…。あの…昨日はごめんな…その…学校行こう」
家から出て来た雅也に言うが雅也は苦しそうな顔して首を振った。
(そうだ…耳聞こえなかったんだ…)
「えっと…」
手話はちょっとだけ知ってる。
手を前に伸ばして雅也の前で手話をする。
『昨日、ごめんな。学校行こう』
そうすると、雅也は驚いたような顔をして口を開いた。
「しゅわ わかるの?」
「あっ、おう!」
『昨日、猛勉強した。お前に言葉を聞いてもらうために』
ぱぱぱと、慣れない手つきで手話していく。
すると、雅也は 少しだけニコッと微笑んだ。
「ありがとうなおと…」
お互いふふふと、笑い 一緒に学校に行った。
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