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休日の朝、快晴 睦月純也
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おはよー。
おはよ。
お互いの体温でぬくぬくのベッドの中。
羽毛布団を顔まですっぽりかぶって、
その中でキスをした。
キスを……した?
んん……?
夢か。
なーんだ。
ベッドはぬくぬくだが、
宗介さんはそこには居なかった。
まあ、俺たちってそう言う甘々な日常…
って感じ無いしな。
引っ越し前なら、
ベッドから居間のソファーまでの距離は2メートル程で
視界に入る。
今はベッドから居間のソファーまでの距離……
階段を隔てて…どのくらい?視界にも入らないぞ。
時計を見るとまだ10時前だ。
多分ソファーでダラダラしてんだろーな…
二度寝を試みたが寂しくなり俺はベッドから出た。
ブラインドを空けると冬の晴天!
「気持ちーな。」
のびをするも、昨夜の余韻?
ケツの穴の違和感が……
「く、くそぉ。あの親父……何が攻めにオススメだ」
階段を降りると、やはり宗介さんはソファーと仲良し。
スライムみたいにデローンと、ダルダルな体制。
テレビを見ながら新聞を見てる。
……テレビを聞きながら、新聞を見ている。
「おはよー。」
「ん、はよ。」
ちぇ。夢だとあんなに甘々なのによぉ。
見向きもしねえ。
「睦月、今日休みだし、たまにはどっか行くかー?」
「えっ!?」
「そんな驚く事?」
「い、行くっ!」
「ケツは大丈夫かよ。」
かぁぁぁ。
昨日のは本当に本当に恥ずかしい。
忘れて欲しい。
男として情けない。
「な、確か則本も休みなんだよな、今日」
「へ?あ、おお。そんな事言ってた」
「ならさ、とりあえずコータんトコでコーヒー飲んでから出掛けよーぜー」
何故?良くわからないがコータさんのコーヒー飲みたい!
「支度する」
「あ、髪の毛セットすんなよ」
「えーっ?」
「俺はその方が好きだ」
「……っ。」
だからサラッとドストライクな顔で言わんで……
(結果朝から甘々じゃねーか!!)
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