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target3-12.捕縛
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連れて来られたのは璃空の自室。
ベッド放り投げられた颯都の上に璃空が覆い被さる。
熱に浮かされ荒くなる呼吸を堪え、湧き上がる欲を自制している姿はなんとも艶っぽい。
真っすぐ睨み上げる眼に璃空がフッと愉悦の笑みを浮かべると、颯都は拳を固めて顔に殴りかかった。
しかし力を込めたつもりでも、手首を掴んで受け止められる。
「威勢がいいな」
「…ッふざけんな…離せ!」
両手を片手で上に纏め上げられ、片手でネクタイを解いた璃空は、抵抗する颯都の両手を縛った。
縛る前にネクタイに何か囁いた事からすると、呪縛魔術を掛けたんだろう。
解呪するには掛けた人物の言霊が必要になる。
厄介な事になったと颯都は舌打ちをした。
その間にも璃空は、熱で汗ばんだ身体を撫でるようにしながら、慣れた手付きでワイシャツのボタンを外していく。
撫でられるくすぐったさと嫌悪感に颯都が身を捩っていると、肌をなぞっていた手が胸の突起を強く摘んだ。
「止め……あっ!」
反応の良さに笑みを深め、指でこねたり押し潰して弄ぶ。
「んっ…触、るな…ッ!」
「こんなに反応してるのにか?」
「…反応なんか…ッ」
してない、と言おうとする前に唇を塞がれ、衝撃で何が起きたのかが一瞬解らなくなった。
「…んっ…ふ…!」
驚く間もなく舌を入れられ、逃がそうとしても舌を絡められる。
身体の芯が熱く疼くような感じた事のない感覚に戸惑いながら眉をしかめた。
存分に内を堪能した璃空が舌を引こうとした時に、颯都は思い切り舌を噛んでやった。
ピリッとした痛みが走り璃空が顔を歪めると、颯都は真っすぐ睨む。
「いい加減にしろよ…早く退け」
「退いたらどうするつもりだ?…自慰でもするか?見ててやる」
「誰が、んな事するかよ…!お前をぶっ飛ばして此処から出る…薬なんて放っておけば抜ける…ッ」
「こんな状態で歩き回るのか?犯して下さいと言ってるようなもんだな」
「は…ッ……止め…!」
璃空は拘束から逃れる事を許さず、颯都のズボンと下着を一度にずり下ろされる。
緩く立ち上がった陰茎に手で刺激を与られ、倍増された快感が熱を加速させる。
「ふ…ッ…く……!」
膨れ上がってくる射精感に唇を噛んで必死に堪える颯都を観察し、璃空は自身の興奮が高まるのを感じた。
「抑えるな。もっと乱れてみろ」
「うぁ……ッ!!」
亀頭を抉られ、全身に痺れるような快感が走った。
璃空は先走りを亀頭に塗り込むようにして擦り上げ、追い詰められた颯都は堪らず白濁を吐き出した。
熱を帯びた呼吸を繰り返し、真っすぐ璃空を睨む。
「…気が済んだろ…!離せよ…ッ」
解放を要求するも、聞き入れずに颯都の身体を反転させると臀部を高く上げる。
腰を引こうとした颯都に腕を回して引き寄せ、璃空は耳許で囁く。
「やっと捕まえたんだ、もう逃げられるなんて思うなよ?」
「ざけんな…止、めろ…ッ!」
璃空は嫌がる颯都の白濁を指に絡め、肉壁を掻き分けて押し入ってくる。
圧迫感に颯都が顔を歪めるも、遠慮なく中に侵入してくる異物に嫌悪感を露にする。
「はっ…抜、け……!」
「痛いか?…なら、」
肩越しに睨んでくる強い眼に璃空の加虐心がゾクゾクと刺激される。
璃空は颯都の首筋に吐息が掛かる程顔を寄せ、舌で白い肌を舐める。
颯都の肩がビクリと震え、一瞬の内に牙が突き立てられた。
「――あ…ッ!?」
牙を突き立てられ抵抗力を奪われる。
電流のような快感が身体を駆け巡り、飲まれそうになる意識を必死に繋ぎ止める颯都に、璃空は血を啜りながら指を二本、三本と増やして掻き乱す。
「ん…っはぁ……んあ…ッ!」
堪えては漏れる甘美な声がすぐ近くで璃空の情欲を刺激しては、颯都を攻め立てる。
「はっ…く、そ……!」
二ヵ所から押し寄せる刺激に、圧迫感さえ快感に変わってき、反発心だけが強くなる。
存分にそれらを堪能すると、牙を抜き指も引き抜く。
漸く解放され息を整えていた颯都に、これまでとは全く違う質量のモノが宛がわれ、一気に意識が覚醒する。
「止め…―――ッ!!」
言い終わる前に貫かれ、言葉にならない声が上がる。
「キツいな…ッ」
吐息混じりに漏れる声に、怒りが込み上げてきた颯都は今出る渾身の力で肘鉄を繰り出した。
しかしそれさえも容易く腕を掴まれて阻止され、それを利用して身体を仰向けにさせられる。
中を抉られる感覚に颯都は片目を瞑り、眼が合うと璃空は驚きの表情になった。
「お前…何で眼が赤くなってるんだ?」
「……ッ!!」
楽しさを含んだ声が降り掛かり、突き付けられた事実に颯都の赤い眼が見開かれた。
(嘘、だろ)
(何で、こんな奴に……)
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