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target5-16.熱量
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身の危険に颯都は、傑から逃れようと身を捩るが、余計にロッカーに押し付けられる羽目になった。
上昇している体温に無機質なロッカーの温度が冷たい。
逃げようにも両手をロッカーに押さえ付けられた体制で、足技を繰り出そうにも密着している所為で身動きが取れない。
困惑している間にも熱い舌が這い回り、固い何かが当てられている。
「ッ、離れろ…!」
それに気を取られている内に手が前に回り、突起を摘まんだ。
「…固くなってる」
指の腹で押し潰し、引っ張ったりと刺激を加えられ、無意識に身体が震える。
「っ…や、め…!」
「なぁ、気持ちイ…?」
「…ン…な訳…っ!」
「声、我慢しねーで」
「っあ…、く…!」
更に首筋を舐めながら吐息を吹き掛けられるが、強く目を瞑って堪えていた。
傑は反応に笑みを浮かべて、反対の手で下半身をまさぐる。
「…固くなってる」
「離、れ…!」
制止の言葉も肩越しの睨みも効果は無く、下着ごとジャージをずり下ろされ直接触れてきた。
緩く勃ち上がる陰茎に傑は更なる刺激を与える。
「気持ちよくなきゃ、こうはならねーよな…?」
「んっ……く…、あッ」
「すげ、もうこんなビショビショ」
「は…、言う、な…!」
立て続けに攻め立てられ、先端は先走りで濡れていた。
上下に動かされる度に身体が震え、限界を訴えていた。
可愛い、と思いながら鼓膜に囁く。
「五十嵐…イきたい?」
「ふっ…イきたく、ね……!」
「我慢すんの、辛くねぇ…?」
スピードを早めると同時に、亀頭を指先で刺激する。
「は…く、あ…っ!」
自制心でなんとか我慢していた颯都も、堪え切れずに達した。
羞恥を感じながら熱い呼吸を落ち着けていると、白濁を絡めた指が後孔に入り込もうとする。
「止め…っ、瀬川…!」
「今さら、止まんねーよ」
侵入してきた指が中を探って動く。
段々と本数を増やし、掻き回されると嫌でも身体が反応してしまう。
「…っく、ン…!」
懸命に声を殺している内に指が抜かれ、別の熱い何かが宛がわれた。
固く瞑っていた眼を驚きに見開く。
「待っ…ーーあッ!」
先程より質量の大きなモノで貫かれ、ぞわりと感じる感覚に顔を歪める。
「…はぁ、五十嵐の中気持ちイイ」
耳の傍で、吐息混じりの声。
「は…ッ、抜、け……っあ!」
颯都は快感に抗うも、一気に奥へ突き入れられ言葉も続かない。
「…ン、く……ッ」
何度も打ち寄せてくる波に、唇を噛み締め堪える事しか出来ない。
「は…、五十嵐…」
後ろから見るその姿に煽られた律動は更に激しさを増し、同時に陰茎に刺激し始めた。
「あ…ッ、止め…!」
ビクリと肩が揺れ、堪らず先走りが溢れ出す。
傑は思った事がそのまま口に出るようで、行為中は可愛い、エロい、最高という言葉を何度となく口にしていた。
部室内が、今は淫靡な空気と音で満たされる。
こんな事…嫌な筈なのに。
拒絶感が一層羞恥を高め、颯都を乱す。
「あッ…は…!」
迫る快感に堪えられず傑の手の中に射精してしまい、中に熱いものが流れてくる感覚に身震いした。
息を落ち着けながら、スッと思考が冷静になっていく。
「…なぁ、五十嵐。もう一回…」
耳元で囁かれる内容に苛立ちが急上昇、傑を沈めて服を整え、部室を立ち去ろうとした。
「…二度とすんな」
少し後ろに視線をやり告げると、颯都は退室した。
床に転がったまま、腕を額の上に乗せた傑が呟く。
(…ヤベ、もっとハマリそ)
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