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1、シンデレラ~グリム童話より
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シンデレラは、継母と血の繋がっていない姉妹2人から召使いの様な扱いを受けていた。
いつしか自分の部屋も取り上げられ、暖炉の中で眠るようになる。これが、彼女が"シンデレラ"と呼ばれる様になった由来である。
シンデレラとは、灰かぶり姫の意であることは、知ってる人も多いのではないだろうか。
そんなある日、シンデレラの継母と姉妹2人は、王宮で催される舞踏会へ足を運ぶことになる。
舞踏会の本当の目的は、王子の花嫁を選ぶことであり、これは国中に広まっていたので継母達3人は花嫁に選ばれるため意気揚々と準備を進める。
当然シンデレラは行かせてもらえるはずもなく、悲しみに暮れたシンデレラは実の母の墓でお祈りをする。
すると、白い小鳥達がシンデレラに美しいドレスと靴をもってやって来た。
シンデレラは喜んでそれらを身にまとい、舞踏会へ赴くと、王子はシンデレラの美しさに恋に落ちる。
12時になると颯爽と帰ってしまったシンデレラの落としていった靴を頼りに王子は国中からシンデレラを探し出す。
ついに王子がシンデレラの屋敷に辿り着く。継母達が靴を履くのに躍起になるのは目に見えていた。
そこでシンデレラは継母に囁く。
「たとえ靴が小さくても、足が入ってしまえば一生豪華な暮らしが出来る」と。
野心を剥き出しにした継母は、2人の娘、ドリゼラの爪先、アナスタシアの踵を切り落とした。
靴を履くことは出来たものの、ストッキングから溢れ出る血で足を切り落とした事がバレてしまう。
そして最後の娘であるシンデレラは当然自分に合ったピッタリのサイズの靴を履くことができ、王子と幸せに暮らす。
シンデレラと王子の披露宴に来た2人の姉は、シンデレラの両肩に乗っていた白い鳩に目をくり抜かれ、失明する。
これを見たシンデレラは、当然の報いだ、とでも言うように笑っているだけ…
これを読んだあなたは、これでもシンデレラは悲劇のヒロインだと言えるだろうか。
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