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漣side(回想)
俺の両親は、俺が小学生4年の頃死んだ。交通事故だった
その日、家族3人でお母さんの実家に帰る予定だった。俺はその日がとっても楽しみだったんだ。お母さんに似た優しいおばあちゃん、そして、、お母さんの弟がいたから……
叔父さんは背が高くて、すごくかっこよくて、僕の憧れだった。おじいちゃんは僕が生まれる前に亡くなっていたから、叔父さんはその分まで僕を満たしてくれていた
当日、起きるとどうも体がふわふわする。体が熱い
そんな異変をお母さんが見逃す筈がなく
「漣、熱があるわね、今日は行くのやめましょう」
俺は必死に抵抗した、
「やだやだやだやだっ!!
いくのっ!!絶対いくのっ!!」
でもお母さんが許すはずもなく、
俺は初めてお母さんに向かって暴言を吐いた
「お母さんなんて、嫌いだっ
どっかいっちゃえっっ!」
パシン――――――――
「ッ…」
初めてお父さんに叩かれた
俺は泣きそうになりながら部屋に籠った
下から車のエンジン音がきこえる
(……置いてかれた…………)
このときの俺は、この日のことを一生後悔することになるなんて知る由もなかった――――――――
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