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(もう、だめだっ)
瑠唯はあきらめて、目をつぶった
(家で縫える程度にきざんでくれますように…)
「おい、おい、黛ちゃんたち
せっかく可愛いお顔が台無しだぞー」
(えっ?)
「あっ、えっ部長、その、なんで女子トイレに?」
部長に肩を組まれた状態で黛さんたちは目にみえて狼狽えはじめた
「え、つっこむとこそこー?神谷だっていんじゃんー
ダメじゃないかー神谷いじめちゃー
お前らの色仕掛けにのってこないからムカついたのかー?」
あははと軽く笑って黛さんたちの肩をたたく
「神谷はシャイボーイの天然くんだからな
色仕掛けすんなら俺にしろよー大歓迎だぞ」
「部長、それセクハラー」
キャッキャッと笑ってる3人はさっきまで冷たい目で笑ってた人たちとは別人だ
(わ、わけわかめだ…黛さんたちも部長も)
「えっと、あのう、
僕、黛さんたちに何かしちゃったかな?」
ずっときかたかったことをやっとのことで声にだせた
「え、別になんかってわけじゃないけど
うちらに対して随分優しくて気があんのかなあって思ってたら
女物の香水の匂いとかさせて出社してきたりー
遊ばれてる感じしてちょっとムカついたから…」
「彼女いるならいってほしかったな」
「女の子って優しくされると期待しちゃうからぁ」
「え、僕彼女いないよっ」
「だってさっき凪って」
「それ姉さん!香水も姉さんだと思う…泊まりにくるんだたまに…」
「え、あっそうなんだ…」
「お前ら早とちりーだな」
けらけらと部長は笑う
(部長ってよく笑うんだな)
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