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「お腹なりすぎ」
その耳に響く低音ボイスは、
「部長っ」
珍しくメガネをかけた部長はいつものかったるそうな顔なのに、楽しそうに笑っていて不思議な雰囲気をだしていた
「あのっ、今日昼休み助けていただいて、ありがとうございました。」
「別に俺たすけてねーよ
女子トイレから黛たちの声がきこえたから俺も色仕掛けしてもらおーと思ってのぞいたら、な、ん、と、神谷ちゃんが先に口説かれてるから
邪魔しちゃった。」
今の部長の発言をきいたら、何も知らない人だったら単なるセクハラ親父にしかみえない
「部長セクハラッ」
部長はニヤニヤしながら
「ははーん、神谷いってくれるじゃないの」
「すっすみません」
助けてくれた部長に失礼なことを言ってしまったと慌てていると
「うそ、うそ、じょーだん
気にすんな」
と、ふっと目を細めて笑う
この人、笑顔がコロコロ変わると思いながら
「なんかお礼させてくださいっ」
と、僕は叫んだ
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