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漣side3
神谷と呑んだ次の日、俺はいつも通り会社に出かけた。毎日フロアでは一番はやくにつく、毎日そのフロアをぐるぐる回って気合いを入れるのが部長になってからの習慣だった
チーンとエレベーターが7階についたことを教えてくれる。
昨日、神谷に言ったことが少し気がかりで、まあ、大丈夫か、うーんとぐるぐる思考が同じところをいったり来たりしてしまっている。
(自分でまいた種なんだからな……
だいたい想像もつかないだろうな神谷、なんつったって好きっていっても、普通じゃない、女じゃな「おい」
「………っえ」
そんな考えて事をしていたので、前の柱にもたれかかりこちらをじっと見つめている人影に全く気付かなかった
(よりにもよって、今日…………
この人はなんでこんな僕をかき回すときにいつも………)
「おいなんだ、挨拶もなしか……
せっかく、お前が会いたがってると思って、今日の朝早くの便にのって帰ってきたのに
しけた面して、そんな寂しかったか」
口の端をちょっとあげて冷たく笑って、俺の目をみつめる
俺は動揺を悟られまいと、極力冷たい声で
「シンガポールでしたっけ?そんな、言うほど長いフライトじゃないでしょう
だいたい、俺、寂しいなんて一言も、んっ…………はっ……ちょっ、やめっ………しゃ、ちょっ………ん」
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