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心残りはないかな
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「じゃあ、今までありがとうございました。それと嫌な思いをさせてしまったこと、弟のようになれなかったこと、ごめんなさい。」
よし、もう心残りもない
マンションの契約をするために真琴さんが1度日本に帰国する
それが今日だ
真琴さんの秘書の神村さんが
ここまで、迎えに来てくれると連絡があった
そろそろ来てるのかな
玄関に行き、靴を履く
お気に入りだった短いブーツを袋に入れる
よし、完璧
携帯を取り出してメールを開く
『添那汰様
迎えが到着しております。話がつきましたらおいで下さい。
真琴様もお待ちですよ。
神村』
「真琴さん、もう日本に帰ってきてたんだ!僕より早い…」
「真琴さんって、誰?!」
ビクッ
急に弟が話しかけてきた…
「誰でもいいでしょう、もうここには来ないから」
ボストンバッグと靴を入れた袋を持って、玄関を開ける
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