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エビフライ
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「それより兄さん、晩御飯できたから運んで」
「…うん」
優汰とキッチンに移動すると
目の前には…
「っ!うわぁー!」
綺麗にきつね色が付いて揚げられている
エビフライがあった
「兄さん、ご飯どれくらいいる?」
「うーん、自分でもる」
「じゃあ、おかずとサラダ持って行って」
お盆におかずとサラダを乗せて
リビングに持っていく
キッチンに戻って、自分の分のご飯をもる
リビングに行き、テーブルにご飯を置いて座る
「……兄さん、それしか食べないの?」
「え?…うん。いつもと同じだけど?」
なんか、変なのかな
それもそのはず、お茶碗に半分もご飯は入っていなかった
「それより、早く食べよう!」
「…うん」
「「いただきます」」
パクッ
「っ!美味しい!!」
「そう、それはよかった」
本当に美味しい…
やっぱりなんでも出来るんだなぁ…俺と違って
「兄さん、俺明日普通に学校なんだけど家に居ないから、いい子にしててね…?」
「…うん」
わかってるよ、
中学生だもんな、まあ中学生に見えないけど
「逃げようとか、考えないでね」
「考えてないよ」
「…そう」
だって、真琴さんのためだもん
僕が逃げたらきっと潰されちゃう
「明日帰ってきたら、携帯買いに行こうね」
「…一緒に行くの?」
外には出たくないなぁ
話したら、殺されちゃうし…
バイト先はここから二駅先の所だったから
バイト先の人と会う確率高いし…
やだなぁ
「うん、一緒に行こう。兄さんの好きなやつ選んでいいよ」
「…わかった」
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