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お風呂
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晩御飯を食べ終て、今はお風呂に入っている
「ふぅ、これからどうなるんだろう…」
真琴さんのために我慢は出来るけど…
ずっとこうやって檻の中で生活するのだろうか
真琴さんの養子になって、時間の余裕ができるようになってから
歌うことが好きになった
昔から動物が好きで猫のたまり場とかに行って
遊びながら歌っていたことを思い出した…
何となくいつも頭の中に音が流れていて
鳥達のさえずりを聞いてると歌いたくなってしまう
でも、ここでは鳥のさえずりさえ聞こえない
木や花などの自然がないからだ
「いつか、真琴さんが迎えに来てくれた時は…」
歌うことを楽しみたいなぁ…
ガラッ
「迎えになんて来ないよ」
「っ!ちょっ入ってくんな!」
「いいだろ、兄さんとお風呂入ってみたかったんだ」
なんだ、こいつ…
お風呂くらい1人で入らせろよ…
「兄さん、体洗ってあげようか?」
「いいです」
めんどくさいなぁ
「兄さん、これから毎日一緒に入ろうね」
「っ、やだ」
「なんで?」
「なんでもっ!」
せっかくゆっくり出来る時間なのに…
「だめ、一緒に入るよ」
ダメなら最初から聞くなよ…
拒否権なんかないくせに
「兄さん、おいで。洗ってあげる」
はぁ…
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