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傍にいて
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「添那汰…」
「わっなに…?」
ずっと流れる外を見ていた優汰が、僕の膝に頭を乗せた
顔をお腹にくっつけて、腰をホールドされる
「添那汰…俺、添那汰がいなくなったって聞いて、最初に怒りで埋め尽くされたんだよ…でも、車で添那汰を追ってるうちに、怒りよりも心配の方が大きくなって…このまま添那汰がいなくなってしまったらどうしようって何度も考えたら…」
「優汰…」
「お願い、どこにも行かないで…俺の傍にいて。中学生の時、添那汰出ていったでしょ?すごく悲しかった…もう、あんな思いしたくない、だから傍にいて、どこにも行かないでっ!!」
優汰に買われてから、こんなに子供っぽい優汰を初めて見た…
僕より1つ下の血の繋がった弟…
本当はこんなにも小さかったのか
「優汰、どこにも行かないよ。僕を信じてくれる…?」
「…うん、そこに添那汰にあげたうさぎ持ってきてある、今度は手放さないでね?」
「うんっ」
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