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意地っ張り2
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ちょっと、言い過ぎたのかな…
いや、あのくらいでいいのかも
でも、疲れてたのかもしれないし…
「はぁ、帰ってきたら謝ろう」
そう思い、考えていても拉致があかないと料理を始めた
ショートケーキを作ってみたくて、検索したら案外簡単にできるようなので、手順のとおり作っていく
できたら、優汰にあげようっ!
あまり経験のないお菓子作りに、苦戦しながらも
上等なものができた
「優汰、喜んでくれるかな」
焼くのに時間がかかり、外は夕日が落ち始めていた
夕飯を作ろうとケーキは、冷蔵庫にしまい
また、料理を始めた
今日は何にしようと悩み、結局あんまり考えず、ポンと浮かんだ、ピラフを作ることにした
海老をたくさん入れようっと
滞りもなく進み、スープとサラダも作って
お皿に盛る
まだ、帰ってくる時間じゃないし、レンジで温めれば良いよね
盛ったものを、冷蔵庫に入れて少しの休憩
ソファーに座ると、結構疲れたのか睡魔に襲われた
そのうち、睡魔に誘われて瞼が完全に落ちてしまった
ーーー
「っ!」
どのくらい眠っていたのか、ハッとして時計を見る
辺りはすっかり真っ暗で、月明かりだけが差し込んでいた
寝起きで重い体をなんとか起こして、電気のスイッチを押す
再度時計を見ると
「22時……」
優汰、帰ってきてないのかな?
キッチンに行っても、ご飯は減ってないし
寝室にも居ないし
やっぱり、帰ってきてないのか…
仕事って言ってたし、遅くなるのかも…
さっきまでぐっすり寝てしまったせいか、眠れなくなってしまった
特にすることもなく、ソファーでゴロゴロする
買って貰った、うさぎのぬいぐるみを見ているとなんとなく、寂しくなった
「早く帰って来ないかな…」
結局その日帰ってくることは無かったんだけどね…
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