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捕まえた1 side優汰
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会社を出てすぐタクシーに乗り込んで、郁から聞いていた春宮の別荘へ急いだ
正直、タクシーに乗ってから何も覚えていない
気づいたらもう別荘に着いていた
変わった俺なら添那汰も認めてくれるとか、アホくさい
添那汰は俺じゃない他のやつに甘えていた
「そんなの許さない…」
俺以外に 甘えるなんて
俺以外と 話すなんて
俺以外を 瞳に写すなんて
そんなの許さない
添那汰は
俺だけに甘えて
俺だけと話して
俺だけを瞳に写していればいい
他のやつなんて添那汰に関わらなくていい
関わってはいけない
もっと、早く迎えに行っていればよかったんだ
仕事なんて放り投げて添那汰を誰にも合わせないようにしておいたらよかったんだ
「俺、馬鹿だな。なんで繋いでおかなかったんだろう」
そうだ、最初から逃げるなんて考えられないように心から俺に繋いでおけばよかったんだ
添那汰は俺だけの世界で生きていればいい
なんで気がつかなかったんだろう
こんな簡単なことなのに
首輪、似合いそうだな
白い肌にはやっぱり赤、か
春宮とか、写真に写っていた知らない男とかもうどうでもよかった
早く、早く早くっ!
添那汰が俺の腕の中に、俺だけの世界に帰ってきてくれればそれでいい
帰ってきたらたくさん可愛がってあげる
俺の怒りも苦しみも全てを込めて、ね?
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