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五話
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生徒たちが去った後だ。
大丈夫な訳がない。
水酸化ナトリウムは危ない薬品だ。
そんななのに、雑巾をかけるのが愚かだった。
そのあと雑巾を洗う際に触ってしまったのだ。
という事で今水道から手が離せない。
もういいかな。
水をきり、ハンカチで拭いた。
「矢野先生!忙しいですね。」
廊下に長谷川先生が通った。
眼鏡が汚れていたので外して拭きながら返事をした
「そうでも無いです。楽しいです。」
「本当……ですか?……てか、矢野先生の眼鏡外した姿なんか物足りないですね。」
「そう、眼鏡外したら美少女とかあり得ない。あり得ない。」
そう、本当にあり得ない。
「そういえば次、長谷川先生は授業が入ってるんじゃないですか?」
「あっ、ヤバいっ。ありがとうございました!」
「どうも致しまして。」
次の授業も同じ実験をするので、水酸化ナトリウム水溶液は取っといてある。
次は難なく終わると良いな。と思っていたら始まりのチャイムが鳴った。
「起立、気をつけ、礼。」
「お願いします!」
このクラスは二年四組。
先程と同じ実験をした。電気分解。
このクラスはビーカーや水酸化ナトリウムでやらかすことは無く終わった。
そして終わりのチャイムが鳴った。
「起立、気をつけ、礼。」
「ありがとうございました!」
次は授業が無いので職員室に帰ろうとしていた。
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