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十話 (長谷川 樹side)
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急に俺のパーカーを掴んで倒れこんだ。一瞬混乱した。
「ハァ……ハァ……」
ここまで辛そうにしている矢野先生は見たことが無い。
急いでおぶってトイレまでソッコーで駆け込む。
「もうちょっとですよ、矢野先生。」
「あ…ありがとう……。」
トイレに付き、一番広い多目的トイレに入る。
「付きましたよ。」
俺の背中から降ろし、トイレに近付ける。
背中を擦ると
「ヴッ………ヴェ……。」
吐けなさそうだ。
「もしかして、昨日ご飯食べましたか?」
そう言うと矢野先生は首を横に振った。
これはヤバい。
「ちょっと離れます。」
養護の先生を呼びに行かないと。
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