アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
二十五話 (立花 結月side)
-
大原先生は寝て、矢野先生はまだ目が冴えているようだった。
勿論僕もだ。
宿泊研修は楽しみすぎた。
私は矢野先生と同期に桜宮中学校に入り、
そのときから
矢野先生には一目惚れしていた。
艶やかな黒髪、きれ長の紺色の澄んだ目、透けそうな程白い肌、細縁の眼鏡、真っ白の白衣、生徒に向ける笑顔。
ともかく全てに惚れていた。
五年間我慢したのだから偉いと思う。
いつの間にかに寝息をたてていた矢野先生の白い頬に
そっと甘いキスをした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 37