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歳の差パロ 3
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そんなある日 体育の授業で俺は突き指をしちまった。突き指なんぞ 引っ張れば治るンじゃねぇかって 思ったが スゲー痛ぇ。
体育の教師は 腫れ上がった俺の指を見て保健室へ行ってこいと言った。
体育館履きを脱いで 保健室へ。
ノックして 入ると 机に座った男の後ろ姿。
ありゃ?保健室の先生は居ねえのか?腹ボテの可愛らしい新婚だとかいう先生はよ?
「あれっ?〇〇先生居ないンすか?突き指しちゃったンすけど」
するとその背中を向けていた 白衣の男が振り向いた。
えーっ!!
「真弓さん じゃ あーりませんか?なんで?なんで?ここに 真弓さん?」
「おや千春君。やっと 学校で会えましたね。僕はもう2ヶ月前から この保健室に居たんですよ。廊下ですれ違ったりしたこともありましたよ?気が付いてもらえなかったけど。化学の先生かと思われていたのかな?学食でも近くに居たんだけどな。部活の生徒やこうして体育の授業で怪我した生徒も 面倒みてきたんだけどなぁ。
いつ 千春君に気がついてもらえるかな?いつこうして 保健室に来てもらえるかなって。ずっと 首をながーくして待ってましたよ。」
なんでこの人は そういうことを 恥ずかしげもなく 言うのかな。俺が 赤くなっちまう ってぇの。
「突き指ですか?どれどれ。見せて下さい。」
そう言って俺を向かいに座らせて 俺の手をやんわりと包んだ。突き指したのは人指し指。
「可哀想に。これは痛いでしょう?rice処置をしましょう。そして 紫色になって腫れていますから たぶん骨折しているかな?」
「真弓さん オーバーっすよ。たかが突き指っすよ。」
「バスケでって言ってましたね。無理に関節が反対方向に押されてね 拳か筋 靭帯が延びちゃうんだ。するとね 筋は骨にくっついているから 骨が耐えられなくなる。今レントゲン撮ってないからはっきり言えないけど たぶん一番目か二番目の指の骨が縦に割れて骨折していると思うよ。これから 整形外科に行きましょう。安静冷やして固定して腕を少し上げてね。
あっ 体育の先生が見えたよ。」
後ろの戸が開いて体育の教師が現れた。
真弓さんはその教師に説明をした。
そして俺は真弓さんが運転する車で近場の整形外科に行き やはり骨折と診断されたのだ。だけど 割り箸みたいに縦に割れて居たので小さな副え木を数日するだけで済んだようだ。
あとから 聞いたら 真弓さんって 本物の医者らしいってんで ビックリした。
元々 保健室の先生の産休の交替要員だから 医学はもちろん知ってるんだろうけど 本物の医者だとは知らなかった。
だから突き指じゃなくて骨折ってわかったんだろうな。
さて 困ったのは 骨折して 指が使えねぇってことだ。指が使えねぇってこともそうだが しばらく濡らすなって話で。
帰宅した婆ちゃんは困ったーと言っていたが 真弓さんが骨折の経緯を説明して 真弓さんが俺を預かるってことに なっちまって 話は一件落着に なった。
うん。なったよ。大人の話し合いはな。
だけど。
だけど。
色々問題が 山積みだろうよ。
朝から晩まで 何もかも一緒になんだぜ。
飯も作ってくれて 洗濯は機械がやるけど その なんだ 風呂も 入れてくれるっつうんだよ。
どーなの?
俺 ガキみたいに 洗ってもらうのかよ。
どーなの?
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