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疵(きず) 51
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イキたいのに イキたいのに。
微かな痛みのような
と言うより違和感。
と言うより 怖いからなのか。
でもそれは やがてどうしようもない閉塞の中の快感に変わっていく。
一度 身体を繋げ 真弓さんのもので前立腺を刺激され 少し前を扱かれて呆気なくイッてしまい、事後の気だるさに 息を整えていた。
ベッドから離れた真弓さんが 持ってきたシロモノ。
太さは細いストローほど。
グリルの金串のように片方には輪がついている。
形と長さは長めの煙草。そうロングサイズの煙草を細くしたようなモノ。
あとから知ったが
それは尿道プジー。
真弓さんは
手術に使う様なゴムの手袋をはめて ビニールの密閉された袋から その鈍く光るプジーを取り出してローションを垂らした。
「千春。力を抜いて。
これはね、プジーって言うもの。
尿道に挿入する。
尿道の中にも気持ち良い処がある。
カテーテル 知ってるだろう?医療実習でもやったんじゃないか?
導尿。
あれは膀胱までいって 尿閉や尿道狭窄の導尿にも使うけど。
途中前立腺を通るから膀胱到達までにすごい快感らしいけど。膀胱手前の曲がる処が 難しいからね。
千春もあの曲がり角で何回か やり直したかい?マネキンの陰茎を90度に固定して握って。」
覚えがある。
学校時代 女の導尿は短いし マネキンの陰部を見ても何も思わなかったが。男性の性器を握り 直角にして 尿道の入口にカテーテルをそろそろと挿入する実習。
事前に断面図で角度を見せられ膀胱手前の曲がり角の調整が難しい。
陰茎を握るときの ドキドキ感。
あれで 俺は ゲイだと再認識した。
あの実習をして 男子学生は自分の事を想像して痛いよー。って騒いでいたが 俺は あのとき 猛烈に 興奮した。
自分が犯されていくようで。自分に有る筈のない 処女を破爪されていくようで。
狭い未踏の狭隘を 蹂躙していく カテーテルが サイズを換え 男根のようで。
ミチミチとメリメリと 拡げ 押し入る男性器。
そして 今 目の前にある 尿道に入らんとする 無機質な金属。
俺
犯される。
無機質なゴム手袋さえ ゾクゾクして腰から背中を熱い何かが 駆け上がって 身体を疼かせる。
俺の
精道 尿道 を 栓をするように 挿入されていく。
内に籠って 外を目指したい勢いが 削がれて 内へ戻されていく。
耳に太い綿棒をゆるゆる押されていく。
鼻に太い綿棒を押し込まれていく。
喉に太い綿棒が差し込まれる。
そんな避けようもない 蹂躙を
今 されて。
尿道へ 施されていく 冷たくて 痛くはない筈の プジー。
尿道と精道の管の内側を
犯されて ゆるゆる動くモノ。
あーっ んーっ はーんっ あぁぁぁ
うぅぅ はっ ふっ はっ
イキたいのに
イキたいのに
凄く気持ち良くて 気持ち良くて
射精するより 快感が強すぎる
気持ち良いよー
真弓さん 助けて
助けて 助けて 俺を つかまえて
怖い どうにか なっちゃう
あーん
真弓さん 好き
真弓さん 真弓さん
叫んで ヨガって 気持ち良くて
真弓さんがいとおしくて
真弓さんを
呼び続けた。
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