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翌日
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「うわぁ、翠くんどうしたんスかそれ」
「え?」
中庭近くで守沢先輩を待っていたら、後ろから突然声をかけられた。
振り返ると鉄虎くんと忍くんがいた。
鉄虎くんが「それ」と言って指したのは自身の首筋。
「別に悪いとは言わないっスけど、
気を付けた方がいいとおもうっス」
「な、翠くん、まさかそれは
き、きき、キスマーク…でござるか!?///」
顔を赤くしながら俺に指摘したふたり。
何を言っているのかを理解し、俺も赤くなる。
「てゆーか、意外っスね。翠くんそーゆーの嫌がりそうなのに」
鉄虎くんたちが言う首筋から鎖骨にかけて
いくつかある赤い痕。
それは、紛れもなく、守沢先輩につけられたキスマークの痕だった。
「相手は誰でござるか!?
拙者たちが知ってる人でござるか!?」
赤くなってるとは言え、やっぱり気になるのだろう。
ふたりは興味津々に俺をみてくる。
…守沢先輩と付き合ったことを言うべきなのかな。
恥ずかしいしそれに先輩も俺も男だし…
「はあ、むり。恥ずかしすぎ。鬱だ…」
答えられずにもんもんと考えこむ俺を
ふたりは楽しそうにみていた。
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