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兄
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すごく暖かくて、心地よい。
寒い朝に安心する温かさのそれに身を寄せた
優くん、また寝る前に怖いテレビでも見て俺の布団に潜ってたのかな……
未だに幽霊が怖くて、心霊番組を見たあとは恥ずかしそうに頬を染めて「一緒に寝ていい……?」と聞いてくる可愛い優くん。
「ふふ…優くんは怖がり…だなぁ……」
「おい、起きろ」
「…うん……優くん、おはよぉ……」
朝から優くんがそばに居てくれて、本当に幸せだ。
顔がふにゃっとだらしなく緩んでしまう
「おはよう」
意識が覚醒し、先程よりはっきりと聞き取れた
いつもより低い、明らかに優くんではない声
「……へっ?」
ふと気がついて顔を上げると、目の前に、服越しにでもわかる逞しい胸板
に、自らひっついている自分
「っ!?ち、ちち近い!!!!」
あまりの近さに、ドンッとその広い胸板を押してしまった
「あぶねっ」
落ちそうになったのか、ギュッと力強く引き寄せられる
「っ危ねぇな。落ちるとこだっただろ」
「ばっ、ばか!離せ!」
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