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兄
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「そういえばさ、優くんフランス語の講義とってるらしいよ。私も取ればよかったな~」
「そうなの?えー、私も取ればよかった。優くん可愛いから目の保養になるんだよね」
と、2人組の女性達からそんな声が聞こえてきた。
思いがけず耳に入った、心から欲していた情報に思わず詰め寄る。
「そのフランス語の講義!!どこでしてるか分かる!?」
走っていると、教えて貰った場所のあたりでたどたどしい日本語が聞こえてきた。
ここだと思い、息を整えながらそっと扉を押す。広く、大勢の人で溢れかえる室内で、見間違えることも無く、すぐに優くんを見つけた。真面目に講師の話を聞く優くんは、少しもこちらに気づく気配はない。
ただ、色素の薄い講師だけがこちらに少し視線を寄こしただけだった。
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大変長らくお待たせしました。
本当に申し訳ありません。
更新再開のめどが経ちましたので、相変わらずの亀更新ではありますが再開致します。
お時間のある時にでも、目に止めていただけると嬉しいです。
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