アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
悪夢中で見るフシアワセな夢
-
「キスで、こんなっ…風にしたのはアリョーシャだろ?」
「そうだったね…。こんな風にしたのは僕さ、だから…ちゃんと主人として役目を果たそう」
アレクセイはそう今にでも、溢れ出しそうな狂った愛をこめたような声音で、俺を縛るように囁くので。
「さっさとしろよ…俺だけのアリョーシャ」
「言われなくても、そうしよう僕のコーティク」
アレクセイは少し笑うかのように言いながら、俺をベットに押し倒すので。
(…こうなるなら、さっき起き上がらなければ良かったな)と、どうでもいい呟きを、小さく思いつつ。
この身を彼に委ねる為に、身体の力をゆっくり抜いていけば…。
俺の些細な変化なんて、すぐに分かってしまうアレクセイは。
仕方がない子だな…っと優しく言うかのような、俺と居る時にしか絶対に見せない穏やかで幸せそうな顔を見せるので。
「俺、アレクセイのその顔好きだ…なんだか懐かしい気持ちになるから」
「そうなのかい…ならもっとよく見ると良いさ…」
「そう言われると…ちょっと、あのっ…そのっ…やっぱ今のナシな」
自分で言った言葉なのに、彼にそう返されると。
胸がドキドキしすぎて、今にでも恥ずかしさと嬉しさで顔を真っ赤にしそうだったので。
枕の方に顔を埋めると…。
「顔隠さなくたっていいのに…というか、今からもっと恥ずかしい事するのに、今のでそうなってたら駄目だよコーティク」
アレクセイは意地悪く俺の耳元で囁きながら、ビリビリに破れて丸見え状態の俺の胸を愛撫するかのように触り始めるので。
俺は 枕から顔をあげて、俺を可愛がろうとしているアレクセイの顔をよく見える位置になりながら…。
「あんまに酷くはするなよ…。この後仕事あるんだから…」
「それは、ヴィクトル次第だよ?」
「俺…次第か…そうか…わかった。俺次第で、加減してくれるって事だよな」
俺はそうボソボソと言いながら、アレクセイの色の違う瞳をじっと見つめれば…。
彼は口元に優しい笑みを浮かべるだけで、俺はそれが彼の答えなんだなと…。
そう頭の中で理解してから、彼から与えられる刺激に。
甘い声をあげれば…。
「ここが…気持ち良い?」
「はぁうっ…違うっ…アレクセイだから…すごく気持ちいいっ…だけ」
「…そうか、そうかそうかそうか…僕だから良いんだね。嗚呼、嬉しいな…そんな愛しい君にはこうしてあげるよ」
アレクセイはそう歓喜に溢れた声で、うわ言のように何度も繰り返しながら…。
俺の黒のチノパンのファスナーをゆっくり下ろして、キスされた時から下着を押し上げるほど、快楽で大きくなった屹立を。
ゴシゴシと酷く扱うように、荒々しく下着越しで触ってから…。
下着ごといっきに下ろして、俺の下半身が何処からでも見える状態にするので。
「いたっ…そんなに乱暴っ…しないでっ…」
「あはははっ…乱暴になんかまだしてないさ。だって、ヴィクトルはこいうの好きだろう?」
「…違う、こんなの好きじゃ…好きじゃない…好きじゃない」
「私に、嘘をつくな!!お前の心など…この私が分からない訳があるか」
アレクセイはそう怒鳴りつけるように言いながら、俺の屹立から先走る液体を拭うように動かすので。
「嘘なんか…つい…いえ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいアレクセイ様っ!!私、わ、わたし貴方様に嘘をついてしまいましたっ…本当にごめんなさいごめんなさい」と、
俺は壊れたアンドロイドのように言いながら。
お願い、棄てないで…と泣き叫ぶ捨てられたモノのように、泣き喚けば…。
「…こんな風になるなら、嘘などつくな…この愚か者め。だが、そんな愚か者だからこそ、私が永遠にずっと側にいてやらねばならぬのだ」
アレクセイは何処までも、何処までも甘くて優しい声でそう俺をなだめるかのように言いながら。
愛撫していた手を全て止めてから、俺の頰をくすぐったい感じになるように撫でるので。
「アリョーシャは…俺のことっ…棄てないよね?」と不安そうに言えば。
「棄てる事なんて、出来ないさ…それに君を棄てないと、いけない状態なんて作らないし、むしろ作らせる要因ごと破壊してやる…たとえこの世界でもな」
「本当…嬉しいっ…俺の事そんなに思ってくれてっ…だから、俺の中ぐちゃぐちゃにしても良いよ…アリョーシャも、もう限界だよね」
「嗚呼、限界さ…。なんせこの僕は、愛の呪いで呪われた君だけの狂人なのだから…。今にでも、君の中に突っ込みたいぐらいだよ…どんな時でもね」
アレクセイはそう低く言いながら、俺の身体から手を全て外し。
かちゃかちゃと高級そうな皮のベルトを外しながら、紫が少しかかった黒のスラックスのファスナーを下げて。
大きくそそり勃つ、俺のものより何倍も大きくて太いそれを俺に見せつけるかのように取り出すので…。
「大きいっ…ほんとっ…そんなに立派なもので、お腹つかれたら俺壊れちゃいそう」
「…壊れても、ちゃんときっちり治せるから安心しろ。僕はこの箱庭世界で最も優れた医術と治療魔術を持っているのだから」
「なら、安心だ…。でもほんと大きい、こんなに大きいのはアリョーシャぐらいな気がする…」
「一応、僕の身長は200センチあるからね。それもあるから…ってそいうムードのない事をいうコーティクには、こうしてあげるよ」
俺のムードのない返答に、少し呆れたような声を出しながらも。
どこか嬉しげな笑顔を見せつつ、黒の革手袋が…いつもならあるはずなのに、何故か今日はない状態の右手を、ゆっくり俺のお尻の蕾の中に一本ずつ入れてくるので…。
「はぁああっ…もう、そんなに優しくしなくてもっ…良いのに」
「激しい方が好きなのっ…てやつかい?コーティク」
「なっ…別にそんなじゃっ…」
俺の回答に意地悪くアレクセイは言うので、俺は中に入ってくる指の感覚にこの身を震わせながらも強気に悪態をつけば。
「可愛くないなっ…ほんとどうして、そんな風になってしまったんだろうね」とどこか切なげに言うので…。
「…俺だって、そんなの分からないよっ…分かってたらこんな事しないよ」と一瞬で絶望に叩き落とされたように、目に涙を浮かべて今にでも死んでしまいそうな声で言えば。
「嗚呼っ…もう、くそっ…そんな顔を見せるな。僕が悪かったから…」
「アレクセイっ…のバカっ…もう二度と言うなよ、その言葉…怖いんだよ」
「分かったから泣かないで、ほら夢の中に居るような気分になれるぐらい気持ち良くしてあげるから」
アレクセイは俺にそう優しく言いながら、蕾の中に入れた指を器用に動かして俺をさらに快楽の海に沈めようとするので…。
「うんっ…それっ…好きっ…もっと、もっと強く掻き混ぜてっ…」
「そう急かすな、もう少しだけ我慢してよコーティク」
「やだっ…我慢したくない!!ねぇねぇっ…もっと俺の奥まで来てよ。俺ずっとずっと、アリョーシャをこの身で感じたいんだ!!だってその為に俺は…島国からここまで命がけで来たんだから…ってアレ?俺今なんて言ったの?」
俺はそう、俺の意思を超えた思いを、意味が分からず口に出しながら。
俺の中をひたすら侵略するアレクセイの、この箱庭世界で最もカッコいいと思う顔を。
快楽と謎の悲しみによって涙する瞳で、見つめれば…。
「なっ…クソっ…駄目だ。もう我慢が無理だっ…」とアレクセイはそう愛に狂ったような声を出して、俺の中に入っていた指を一気に引き抜いて…。
俺に見せつけていた大きくてとても立派な屹立を、俺に合図することもなく。
突き刺すように、俺の蕾の中に挿れるので。
「あああぁぁぁぁあっ…!!!!大きいのきたぁああっ…!!!」と俺は絶叫に近い去声をあげるので。
「ヴィクトル、そんな風に叫ぶと喉が駄目になるよ…。でも、それだけ僕を欲しかったんだね…なら仕方がないな」
アレクセイはそう笑いながら言いつつ、俺の中をガンガンと襲うように犯すので。
「ふわぁっ…だって、アレクセイのっ…凄く気持ち良いしっ…それに凄く幸せになれるからっ…」
「幸せになれるのか…そうかそうか。それは僕もだよ、嗚呼そうさ、僕も君と同じで…幸福的でシアワセさ」
「ほんと嬉しいっ…。俺とアリョーシャは、こうして幸福的でシアワセな二人になれるんだねっ!!」
俺はそう心底嬉しいことがあったような笑顔を浮かべながら、俺の中を容赦なく犯すアレクセイの背中に爪をたてて。
唯々ひたすらに甘い喘ぎ声をあげて、何度も何度も訪れる…。
快楽の絶頂に身体を震わせ、自分の屹立から白い液体をビュービューと吐き出しながら。
俺の中を満たす絶対的な主人を、私でもてなすかのように…。
ぎゅうぎゅうと中で締めつければ。
「嗚呼っ…それ良いね。僕もイキそうだっ…」
「アリョーシャもイキそうなの?」
「ヴィクトルもイキそうなのか…なら一緒に夢を見よう、二人でならこの悪夢さえも超えれるさ」
アレクセイはそう俺に告げて、最も深い場所に大きく膨らんだ屹立を押し込むので。
俺はお腹を押される衝撃と、普通に生活してたら到底味わうことのない領域を犯されるという行為に言い知れぬ喜びを感じて。
この日一番の締めつけを、彼の屹立にすれば…。
「全くっ…可愛い奴め…嗚呼だからこそ愛しくて、愛しくて愛しくて堪らないのだ…大好きだよヴィクトル、でも君の名を、本名で呼べないのが悲しいよ」
と嬉しげでありながら、この世界に絶望したような声を出して…。
俺の中に白濁色の愛で満ち溢れた液体を、ドクドクと注ぐので。
「俺もっ…アリョーシャに、アリョーシャに…。本当の名前で呼ばれたいよっ…呼ばれたいからっ…その日まで一緒に探してくれる?」
「探さない訳ないだろっ…必ず、君を僕は見つけるさ…。このアレクセイ・ランゼルトという名のもとに、約束しよう」
「ほんとっ…嬉しい。ありがとうっ…ランゼルト様」
俺はそう歓喜に溢れた声で言いながら、目の前がどんどん霞んで暗くなっていく事に抗う事が出来ず。
「アキ…アキツシマ…愛してるよ、君だけを永遠に…」という言葉を聞くことすらなく、俺は深い夢の中に落ちていった…。
そして、俺がふと目を覚ますように瞳を開いた時には…。
部屋にはアレクセイはおらず、俺は綺麗な姿に戻され、俺の持ってる金では絶対に買えないぐらいの高級スーツをきっちり着せられていたので…。
「アレクセイの奴…こんな事しなくても良いのに」と素直じゃない言葉を吐き出しながら。
行為によってかなり痛む、腰を抑えつつ起き上がって。
部屋の壁にかけてある時計を横目で見てから、
「今は昼過ぎか…」と小さく呟いてから、いつも通っている幼馴染がウェイターしているバーcowardへ向かえば。
今日もバーは閑散としていて、バーカウンターにはひとりの人物しか居なかったので…。
俺はそいつの顔すら見ないで一番奥に座ろうとすれば…。
「ひどいな…僕を無視するつもりかい?」
「えっ…アレクセイ?何で居るんだよ??」
「アレクセイか…さっき僕のもう一つの名前を教えたのに、忘れちゃったのかい?」
アレクセイはそうからかうように言うので、俺は顔を真っ赤にさせながら…。
「ふぇ…お前あの時に言ったのかよ…そんな覚えてる訳ないじゃんかっ…バカバカバカっ…嗚呼もう恥ずかしい」
「覚えてないのか、それは残念だなっ…まあでも、まだこの名前当てゲーム出来るし」
アレクセイはそうニヨニヨと意地悪く笑うので、俺はこのドS野郎と思いながらも。
彼の隣の席に座って、彼の手をぎゅっと握れば…。
「…ヴィクトルどうしたの?」
「別に、なんでもない…」
「そうなんでもないか」
俺のツンとした態度にアレクセイは、このツンデレ猫ちゃんめ可愛いなと言うかのような表情を見せるので…。
俺は心の中で、
(ツンデレネコでも良いだろ…俺はアレクセイだけのネコなんだから)と思ってから。
「おい、マスター純米酒をくれ!!」と強気に宣言すれば。
「はいはい、そう強く言わなくても出すから」
「じゃあ、さっさとくれよな」
「さっさとくれって今日はいつもより増し増しに横暴だぞヴィクトル」
バーのマスターはそう世間話を言うかのように笑いながら、言うので。
「別に横暴なんかじゃねぇっ…!!」と威嚇するように言えば。
「コーティクダメだよ、そう叫んだら身体に触るよ…ほらお腹気をつけて」とアレクセイが、俺のお腹を優しく撫でながらそう言うので。
「バカやめろっ…そんな風にするなっ…!!俺は大丈夫だって」
「嗚呼なるほどね…ヴィクトルお前、もしかして公爵様と…」
「ちげぇしっ…!!おい、ちょっとマスターそんな目で見るなよ」
アレクセイの僕たちそいう関係ですよ的行動に、バーのマスターは察したように言うので。
俺は恥ずかしさと、照れ臭さで顔を真っ赤にして。
違うから、ほんとだよ…!!と何度も言っても。
「そうか、そうか…このリア充め」としか返してもらえなくなったので。
俺は隣に居るアレクセイをにらみながらも、この賑やかで楽しいひと時を。
大好きなアレクセイと一緒に楽しんだ…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 62