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そう続ける彼に『この後続く言葉が、一体何か』によって、自分のメンタルが一気に激変しそうだなと……。
咄嗟に判断して、どちらに転んでも落ち着いていれるように。
瞬時に気持ちを入れ替えて、唯々笑みを浮かべた顔でじっと見つめると。
「……その、あの……。そんなに見つめなくても、アレクセイ様が心配なさる話ではないですからね。むしろ、良い話かもですね……私も彼も、ミステリアスでドSな人がタイプなんですよ。そして、髪色は色素薄いのも大好きで……あとこれは欲を言えばなんですが、長髪だと堪らなくドキッとしちゃいます」
「嗚呼……成る程ね。だから、髪の長い僕を見ると妙にそわそわとしてるのか……。少しだけ複雑な気持ちだな、あんな僕を。何処が良いのかと思うよ!! 護られるだけで大切な者を護れもしなかった、か弱きアレと同じ姿を、君たちに好かれるだけでも……心が壊れそうだよ」
「そう怒らないでくださいよ、アレクセイ様。そして、そんなに自分を痛めつけないでください。ごめんなさい……私が余計な事を言ってしまって。本当にごめんなさい……ただ、知ってほしかっただけなんです、ヴィクトルの気持ちを」
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