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「ねぇ……早く来てよ?」そう甘ったるくて、とろけた愛らしい猫のような声を出しながらヴィクトルは、生まれたままの姿で大きく股を広げて。
シャワーを浴びて出てきたばかりのアレクセイを、淫らにベットへと誘うので。
「……どれだけ、僕に抱かれたいんだよ。今日のコーティクは積極的だし、ついでにいつもじゃ嫌がりそうな物まで此処で咥えてるし……。愛の日だから、相当期待してたんだね」とアレクセイはクスクスと意地悪く、サディストが可愛い奴隷に言い放つような口調と声音で答えてから。
期待しすぎて今にでも濁点喘ぎや、うほぉおおっと言った理性が吹き飛んだような声を上げそうな恋人の上に覆いかぶさって。
いつも見慣れているお尻の蕾から異物のように飛び出ているプラグに、指をかけて。
ヴィクトルが気持ちよく感じるように、ズブズブと淫らな音を奏でながら。
取れる寸前まで引っ張ってから、一気に奥にまで戻せば。
「あぁぁあああああっ……にゃんで、抜いてくれないのぉお? アニャルプラグで、ズボズボしにゃいでっ!!」
「そんなの僕の断りなく、こんなオモチャ入れてるからに決まってるだろう。しかもそれでこんな風に感じて、馬鹿みたいに喘いでるし。全くいつからこんなに我慢できない子になったんだい? それとも僕に躾けて欲しくて、わざとやってるのかな」
「あっ……うっ……ごめんにゃさい、俺っ……悪い子だから。俺が良い子になるまで、たっぷりアレクセイので躾けてください」
「仕方がないな。良いよ、たっぷり僕ので躾けてあげるよ。だから……これはもう二度と使わないこと、正直に言うけど、僕ね……無機物でも嫉妬に狂いそうになるんだよね」
冗談っぽく言いつつも最後のセリフだけは、押さえ込んでいる狂気を漏れ出させないように低く静かに呟くように言い放つので。
「アレクセイ……あの、ごめんなさい。俺っ……」
「その後は何も言わなくて良い、そんな事よりも……」
そう申し訳なさそうに答えるヴィクトルの言葉を遮りながら、アナルプラグを勢いよく抜いて。
──可愛く乱れて悶えるヴィクトルが今最も望んでいるであろう、そそり立った屹立を。
ズブリと奥を突き上げるように、ヴィクトルの中に差し込めば……。
「おほぉおおおおっ……あぁあああっ……!! 奥までいっきにきたぁああああっ……!!」
「……酷い喘ぎ声、でも嫌いじゃないな。ほら、もっと鳴いて。僕の名前を可愛い声で叫んでよ」
「うほぉおおおっ……極太のデカマラが俺の気持ちぃぃ所を、ごりゅごりゅしてるっ……!! 気持ちぃいいいよ、俺っ……メスになっちゃう!! アレクセイのメスになっちゃうよ!!」
口から涎をダラダラと溢れさせながら、気持ちよさで今にでも飛びそうな焦点のあってない瞳で。
自分を激しく犯すアレクセイの、左右で色が違う瞳をおねだりするようにじっと見つめてから……。
「ああっ……アレクシェイっ……俺っ……ザーメン欲しい、アレクセイの特濃精液いっぱい飲みたいんだ、お腹でも口でも……いや違うっ……アレクセイが望めば鼻でも顔でも良いから、だから今日は俺をアレクセイ専用のザーメンタンクにして」
「……また変な所で、変な知識入れてきたなお前。何度も言うけど何処でそんな言葉を覚えて来るんだよ、確かにヴィクトルの口からそういう下品な言葉が出て来るのは、最高にそそるし興奮するんだけど……。何というか複雑な気持ちになるよ。どうせまたオレーグに、吹きこまれたんだろう」
「にゃっ……もうっ…なんだよ。そうだけど、そうだけどっ……悪いかよ」
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