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#episode.19 あ、無理。
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〜琉side〜
あれからどれくらい経ったか。
恋の下半身はローションやら精液やらでぐちゃぐちゃ。恋自身もとろけてしまったように惚けている。
「……んぁ、あ……」
琉はだんだんと恋の中が柔らかくなってきているのを確認し、指を抜いた。
「ふぁ……」
それすらも気持ち良いのか、恋はピクンと肩を震わせた。
「あか、つしゃ……」
恋は舌足らずな声で琉を呼ぶ。
琉は一度恋から離れると用意しておいたゴムをつける。
「恋……挿れたい……」
そして自分の硬いソレを恋の入り口にぴったりと当てる。
「ぁ……いい、です……挿れて……」
「ゆっくり、入れるから。痛かったら言え。」
琉はそう言うとググッと自分のモノを押し込む。
「ぃ……あっ……」
「痛い……?」
琉は入り口付近をゆるゆると入れたり出したりして慣らそうとする。
「んぁ!や、まってっ……!うごいちゃ、やらっ……!」
恋はそう言うとビクッと震えて中をきゅぅっと締め付けた。
「うぁ……っ、れん……締めんな……!」
「ふぁ、や……なんかっ……くるぅ……!」
恋はそう言いながらきゅうきゅう中を締め付ける。
(もしかして、これって……)
「恋……イった?」
「ふぇ……?ぁっ、またぁ……なんか、きそうっ……!」
何度もこみ上げる射精感。だが実際に射精することはない。前立腺を刺激することで得られると言われるドライオーガズムというやつだ。
と、翔也が言っていたことを琉は思い出す。
「は……ァ、ン……」
「気持ちい?」
琉はゆるゆると動き続ける。
「あ、やら……!うごかないれぇ……っ!」
恋の呂律はもう回っていなかった。
徐々に恋の力が抜けていく。そして突然、琉のモノが奥まで入った。
「ひっ……?!あぁぁっ!」
「ごめっ……!」
恋は背中をそらせる。
「きつっ……おま、ほんとに仕事でヤってんのかよ……」
「ふぁ、んぇ……?」
「良すぎ……中、まとわりついてくるみたい……」
長い時間をかけて慣らしたおかげで恋の中はローションや唾液でトロトロになっていた。
「も……動いていい……?」
恋はこくんと頷く。
琉はそれを見てゆっくりと律動を開始した。
「んっ、ぁ……あん……」
恋は必死に声を抑えている。
今更だとは思うが…それはまた琉を欲情させる。
「あ、かつしゃ……もっと……」
恋はぎゅっと琉を抱きしめる。
(あ、無理。)
琉は理性の糸が音を立ててプツンと切れた気がした。
「わり……優しくしてやれねえ。」
「へ……?」
琉はそう言うと恋のいいところを狙って突く。
「んぁ?!きゅ、に……なん、でっ?!」
「お前がッ……もっとって……ッ言った、だろ?」
恋を突くたび、恋はきゅっと中を締める。それが琉の絶頂を誘う。
だが琉は恋のいいところを狙うのをやめない。
激しい動きではないのに、恋の体中を快感が駆け巡る。
「やらっ……あかつしゃ、お、れ……へんなるっ……!」
「大丈夫っ、だから……気持ちいんだろっ……?」
「あぁぁっ!やら!ほ、んとに……も、へんなるっ、からぁっ……!」
恋は何も考えられなくなったのか声を抑えることもできず、ただ喘ぎ声を上げる。
「ひ、やら……こえ、とまんなっ……きこえちゃ……」
言葉もはっきりと発せなくなっている。
琉は律動をやめない。
「あぁぁっ!んっぁ……!ぅんっ、あぅ……」
恋の体はガクガクと震え、絶頂が近いことがわかる。
琉ももう限界だった。
「ひゃ、ん……も、イくっ……!」
「クソっ、俺も……恋っ……!」
琉は少し律動を早め、激しくする。
「ひぁぁぁっ!んや、ぁ!ぁあ、かっ……さっ……!」
恋はぎゅうっと琉を抱きしめてくる。
「くっ、れ、ん……イく、ぞ……!」
「ふぁ、あ、ぁん、あ……あぁぁぁぁぁっ!」
恋はきゅうぅぅっと中を締め付け、白濁を吐き出す。琉も恋の締め付けに搾り取られるように吐き出した。
「ぅあ……くっ、ふ……はぁ……はぁ……」
琉はずるっと自分のソレを抜く。
「ふぁ……あ……」
もう何度目かの大きな絶頂を迎えた恋の目は虚ろで、そのまますうっと眠りに落ちていった。
琉はそんな恋の頭を優しく撫でた。
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