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#episode.30 倉庫2
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※強姦の描写があります
「あ……も、やら……イき、たくな……」
あれからどのくらい経ったか。明希には全くわからなかった。いつの間にか傑はいなくなっていた。
ただ、何度もなんども男たちに突っ込まれ、もうわけがわからなくなるくらいイかされて、もう媚薬の効果など切れているのだろうが、叩き込まれた快感から逃れることもできない。
「あ、また……くる……やら、やら……」
「はっ……呂律の回ってねえ口で言われても説得力ねーっつの!」
「ひあ!やめ、て、も、むり……いや……」
明希に構わず突き続ける男。
「ほらほら、お口がお留守だから喋っちゃうんだよね?」
「んんんんー!」
口も塞がれ、苦しくて何が何だかわからなかった。
気を失いたくても、快感が襲ってくるせいでそれもできない。
「あー、やばい、もう出る。」
「こっちもやばいわ。」
「明希くん手も小さくて気持ちいー、マジいいわ。」
男5人がほぼ同時に白濁を吐き出す。
明希も思い切りイかされた。
「いやあ楽しかったよ、明希くん。」
明希の目は虚ろで、身体は重くて動かなかった。
「恋……」
明希は恋のことを呼んで、意識を手放した。
30分後。
「……!……き!明希!明希!!」
「んぅ……れ、ん……?」
「おい、大丈夫か?しっかりしろ!」
倉庫の外は夕日が見えていて、もう17時は過ぎていようかというところだった。
「れ、ん……ぅ、うぅ……っれん……」
明希は恋の姿を認めるとぎゅうっと腕にしがみついて泣き出した。
明希はあちこちあざや傷だらけで、顔は涙と精液でぐちゃぐちゃだった。
「れんっ……お、れ……かえれ、ないっ、うぅ……」
恋は明希が震えて泣いているのが痛々しくてならなかった。
「俺の家、来る?」
明希は恋を見上げる。
だがすぐに首を横に振るとまた俯いた。
「めい、わくかける、からっ……」
「迷惑なんかじゃないよ。」
恋はそう言って明希の頭をぽんぽんと撫でる。
そして、少し間をおいて、こう言った。
「俺、1人暮らしだから。」
「え……?」
明希は涙でぐちゃぐちゃの顔を上げて、どうして?という顔をする。
「……俺の親……死んでんだ。」
「れ、ん……」
明希は恋を抱きしめようと手を伸ばす。だが途中でピタリとそれをやめてしまった。
「……どうした?」
「……今の、おれ、きた、ない……れ、んが……よごれちゃ……」
明希はまた涙をぽろぽろとこぼす。
恋はそんな明希を見ていられなくてぎゅっと抱きしめた。
「ぁ……だ、め……れん……!」
恋は明希を抱きしめる手を緩めない。
「……何があったとしても、無理に聞かないから。俺が自分のこと話したのは、俺の勝手。明希が気使うことなんてなんもないし、それに明希は汚くない。家に帰れないなら俺の家にいていいし、帰りたいと思ったら帰ればいい。」
「ぅ……ひぐっ……れん、れん……」
明希はずっと震えている。恋はただ抱きしめるしかできなかった。
*
「え、やばい殺意湧いてきた。本気でやばい。」
「何いうてんの?琉、殺しても意味あらへんって。」
「……出た……久しぶりに翔也の関西弁まがい聞いた。」
「そんで?まだ、続きがあるんやろ?恋くんその時明希ちゃんがゲイって知らんかったなら、詳しいことは明希ちゃんから聞いてへんかったんやろ?」
「その日は結局、俺の家でシャワーだけ浴びて帰ったんです。そのあと、明希は何もなかったみたいにしてて、俺も問いただすのはやめたんです。でも……」
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