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episode.112 もふもふ
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※このepisodeはepisode.111のシーンを琉、翔也、紘目線で描きます。
※3人が語るようなスタイルで文章が進みます。
※3人のテンションが少しおかしいです。
〜翔也side〜
明希ちゃんを追って、リビングに入ったら、千秋ちゃんと明希ちゃんがソファに座り出して、どうしたのかなぁなんて見てたら、2人してクッションを抱えた。
……なにそれ可愛いんだけど。
え、なにそれ、俺の理性が試されてるのかな。
そんなことを思っていたら、紘さんや琉、小雪ちゃんも部屋に入ってきて、紘さんも固まってた。
俺たち2人は顔を見合わせて目線で会話する。
あれは試してますよね?
試されてるね。
千秋ちゃんが鼻埋めてるのとかもう、天然ですかね。
天然だろうな。
あんなに可愛いとは……
同感だ。
2人して突っ立ってたらそこに恋くんが入ってきて、なんで立ってるんですか?なんて聞かれた。
……だってね、可愛すぎて固まっちゃったんだよ。
〜琉side〜
リビングに入ったら、明希くんと千秋くんがクッションと戯れてて、翔也が固まってて、紘さんと顔を見合わせてた。
なんとなくわかる。うん。言いたいことはわかるよ。
恋も入ってきて、俺はあの2人の隣に並んでる恋がふと見たくなった。
恋はいつも、ソファに座れば必ずクッションを抱えるから、俺は密かにそれを楽しんでいたりする。
気持ち悪いとか言うなよ。本当に可愛いんだからな。
……まあだから、つい、準備は俺がするって言っちゃって。恋が困惑してるのもまた可愛かった。
改めて3人並ぶとすごい可愛い。
なんか、明希くんは猫で、恋はうさぎ……ってこれは前のやつが影響してるんだろうけど。
千秋くんは……千秋くんも猫。うん、あれは猫。
とにかく、なんか可愛い動物がまとまってるみたいで。恋も猫に見えないこともないし、猫3匹がソファに……
なんて考えてたら、恋が出会ったばかりの頃の話を当たり前のようにするから驚いた。
思わず、なんで言ってくれなかったの?!なんて言ってしまった。
だって、記憶が戻ったら嬉しいだろ?
でも、それどころじゃなくなった。
千秋くんが、声を出したから!
紘さんは鼻血出しちゃうし、なんかいろいろやばくて。
俺は思わず、なにこれやばいって呟いちゃったよ。
〜紘side〜
千秋が久しぶりに声を出した。
……と思ったら、出した言葉が、もふ。
なにこれ。可愛すぎでしょ。
もふ、って。
思わずもう一回言ってって言っちゃって。
でもそしたらもう少し小さい声で、もふ?って。
……可愛すぎでしょ。
恋に鼻血出てるって言われるまで気づかなかったけど俺は鼻血が出るくらいは興奮してたらしい。
気持ち悪いとか言うなよ。
千秋がもふって言ったんだからな。
しかも久しぶりに発した言葉だぞ。
信じられないくらい可愛いからな。
俺は、もっと、もふもふの物を増やそうと決めた。
☆帰り際の話☆
「……もふもふの物を、増やそうと思う。」
先ほどの光景を見た紘がそう言う。
「うん。同感。」
「……ぬいぐるみとか、もたせたいかも。」
翔也と琉も同意した。
「……今度必ず用意しよう。」
琉、翔也、紘の3人の決意の実行はまた、別のお話。
☆おまけ☆
(……もふもふ、って言えてたかな?)
千秋は、もふを2回言ったのではなく、もふもふ、と言いたかった。
つまり紘さんのもう一回、は別に関係なかった。
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